6月8日 (土) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 2 0 0 4 7 ライオン 10勝26敗1分 0.278 菊矢吉男 福士勇
0 0 0 1 0 1 0 0 1 3 南海 10勝25敗2分 0.286 天川清三郎
勝利投手 福士勇 4勝10敗
敗戦投手 天川清三郎 0勝4敗
二塁打 (ラ)鬼頭
三塁打 (南)岡村
勝利打点 なし
鬼頭数雄猛打賞
ライオンは初回、二死後玉腰年男が四球を選んで出塁、鬼頭数雄の右前打で二死一三塁、鬼頭が二盗を決めて、戸川信夫の二遊間への内野安打で玉腰が還って1点を先制する。
南海は4回、先頭の国久松一が四球で出塁、一死後国久が二盗に成功、キャッチャー吉川義次の悪送球もあって国久は三塁に進み、清水秀雄の二ゴロの間に国久が還って1-1の同点とする。
ライオンは6回、一死後鬼頭が右翼線に二塁打、南海はここでセンターを深尾文彦から山尾年加寿に交代させて一息入れる。しかし戸川が中前打を放って一死一三塁、伊勢川眞澄の三ゴロをサード藤戸逸郎が二塁に悪送球する間に三走鬼頭が還って2-1と勝ち越し、これが決勝点となったが伊勢川には打点は記録されていないので勝利打点は「なし」となった。続く菊矢吉男が左翼線にタイムリーを放って3-1とする。
南海は6回裏、一死後国久が左前打で出塁、吉川が三遊間に内野安打、清水が四球を選んで一死満塁、山尾が押出し四球を選んで2-3、ライオンベンチはここで先発の菊矢から福士勇にスイッチ、福士は岡村俊昭を遊ゴロ併殺に打ち取ってピンチを切り抜ける。
ライオンは9回、先頭の福士が中前打、松岡甲二の投前送りバントをピッチャー天川清三郎が一塁に悪送球して無死一三塁、井筒研一に代わる代打野村高義の遊ゴロが野選を誘い三走福士が還って4-2、更に無死一三塁から西端利郎の三ゴロで三走松岡がホームを突くがここは「5-2」と渡ってタッチアウト。一死一二塁から坪内道則が左前にタイムリーを放って5-2、玉腰の二ゴロをセカンド国久が失して一死満塁、鬼頭がセンター左に2点タイムリーを放ち7-2として試合を決める。
南海は9回裏、先頭の山尾の二ゴロをセカンド西端がエラー、一死後天川に代わる代打木村勉が左前打、前田貞行が右前打を放って一死満塁、トップに返り岩出清が左前にタイムリーを放って3-7、本塁打が出れば同点という場面を迎えるが上田良夫に代わる代打伊藤経盛は三振、国久は右飛に倒れてゲームセットを告げるサイレンが高々と鳴り響く。
現行ルールであればリードしたまま6回途中でマウンドを降りた菊矢吉男が勝利投手となるが公式記録では福士勇に勝利投手が記録されて4勝目をあげる。
鬼頭数雄は5打数3安打で今季通算145打数53安打で3割6分6厘、ライバル川上哲治に5分の差を付けて首位打者の座をキープしている。
*鬼頭数雄が3安打を記録したライオン打線。
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