6月7日 (金) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 2 南海 10勝24敗2分 0.294 清水秀雄
1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 イーグルス 18勝16敗1分 0.529 中河美芳
勝利投手 清水秀雄 6勝8敗
敗戦投手 中河美芳 2勝6敗
勝利打点 岩出清 2
岩出清決勝タイムリー
南海はエース清水秀雄、イーグルスは中河美芳と両左腕による剛球vs軟投の対決となった。
イーグルスは初回、先頭の岡田福吉が四球で出塁、岩垣二郎が送って菅利雄も四球を選んで一死一二塁、寺内一隆が中前打を放って一死満塁、中河の左犠飛で1点を先制する。
南海は4回、一死後国久松一が四球で出塁すると二盗に成功、吉川義次も四球を選んで一死一二塁、清水の一ゴロはファースト菅利雄から二塁ベースカバーのショート山田潔に送られてゲッツーかと見られたが山田がエラー、この間に二走国久が還って1-1の同点とする。山田は併殺を焦ったようだ。続く岡村俊昭が四球を選んで一死満塁、しか山尾年加寿の一ゴロは中河からバックホームされキャッチャー清家忠太郎から菅に渡って「3-2-3」のダブルプレー。
南海は6回、一死後吉川が左前打で出塁、清水の右翼線ヒットで吉川が三塁に進み、ライト谷義夫からの三塁送球の隙を突いて清水も二塁に進んで一死二三塁、ここでスクイズを敢行するがウエストされて三走吉川は三本間でタッチアウト、岡村は一ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。
南海先発の清水秀雄は2回以降3安打無失点の好投、イーグルス先発の中河も9回まで5安打1失点で延長戦に突入する。
南海は10回、先頭の伊藤経盛が左前打で出塁、前田貞行が投前に送りバントを決めて一死二塁、トップに返り岩出が右前に決勝タイムリーを放って2-1で南海が競り勝つ。
清水秀雄は4安打3四球4三振で延長10回を完投し6勝目をあげる。中河美芳は8安打6四球1三振であった。
延長10回表に決勝タイムリーを放った岩出清は6月1日の名古屋戦に続いて2度目の勝利打点を記録した。岩出は海草中学から昭和14年に南海に入団、海草中学時代は嶋清一と共に何度も甲子園に出場している。岩出が卒業した昭和14年に嶋清一が準決勝、決勝を連続無安打無得点で海草中学が夏の甲子園を制覇したのはご存じのとおり。
*清水秀雄は延長10回を完投して6勝目をあげる。
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