11月16日 (木) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 1 0 0 0 0 2 タイガース 63勝30敗3分 0.677 木下勇 若林忠志
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 セネタース 49勝38敗9分 0.563 浅岡三郎 野口二郎
勝利投手 木下勇 4勝3敗
敗戦投手 浅岡三郎 9勝8敗
セーブ 若林忠志 2
二塁打 (タ)景浦、門前、伊賀上、皆川 (セ)尾茂田
有終の美
タイガースは初回、二死後景浦将が左中間に二塁打、続く門前真佐人も左中間を抜く二塁打を連発して1点を先制する。
タイガースは5回、先頭の木下勇が四球で出塁、トップに返り松木謙治郎が左前打を放って無死一二塁、ジミー堀尾文人の遊ゴロは「6-4-3」と渡って二死三塁、景浦が左前にタイムリーを放って2-0とする。
セネタースは7回、先頭の尾茂田叶が左中間に二塁打、野口二郎の遊ゴロの間に三進、浅岡三郎の遊ゴロの間に尾茂田が生還して1-2とする。
セネタースは8回無死一二塁の場面で野口二郎がマウンドに上がり後続を抑える。タイガースも8回から若林忠志がマウンドに上がり2イニングを抑えて当ブログルールによりセーブが記録される。
応召を控えた最後のゲームで景浦将は4打数4安打1得点1打点二塁打1本の猛打を見せた。景浦が次にプロ野球の場に姿を見せるのは昭和18年のこととなる。その後二度目の兵役で戦死することとなる。同じく応召を控える尾茂田叶は4打数2安打1得点二塁打1本。尾茂田は戦地で病を得るも生き延びるがプロに復帰することはなく、この試合がプロでの最後の試合となった。この二人の最終節の打棒は凄まじい。アスリートとしての生存本能であろうか。
*若林忠志と野口二郎は好リリーフを見せて今シーズンの有終の美を飾った。
*タイガース最終戦のオーダー。
*セネタース最終戦のオーダー。
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