2012年5月26日土曜日

14年 阪急vsタイガース 12回戦

11月13日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0   0  阪急         57勝36敗2分 0.613 重松通雄 石田光彦
2 0 1 3 2 0 0 3 X 11 タイガース 62勝30敗3分 0.674 若林忠志

勝利投手 若林忠志 29勝7敗
敗戦投手 重松通雄 12勝12敗

二塁打 (タ)松木、若林
本塁打 (タ)堀尾 7号

若林忠志今季7度目の完封

 タイガースは初回、先頭の松木謙治郎が右中間に二塁打、ジミー堀尾文人がライトスタンドに第7号先制ツーランを叩き込んで2点を先制する。堀尾は元来スイッチヒッターであったが日本のプロ野球では右で打っていたと伝えられているので右の重松通雄の下手投げを流し打ったものでしょう。

 タイガースは3回、二死後堀尾が四球を選んで出塁、景浦将の右前打で二死一三塁、門前真佐人が左前にタイムリーを放って3-0とする。

 タイガースは4回、先頭の岡田宗芳が三塁に内野安打、若林忠志の左前打で無死一二塁、皆川定之の一ゴロをファースト浅野勝三郎が一塁ベースカバーに入ったピッチャー重松にトスするがこれが悪送球となる間に二走岡田が還って4-0としてなお無死二三塁、トップに返り松木の左犠飛で5-0、堀尾の中前タイムリーで6-0とリードを広げる。

 タイガースは5回、一死後伊賀上良平が右前打で出塁、岡田は捕邪飛に倒れるが若林の右前打で二死一三塁、富松信彦の一ゴロをファースト浅野がこの日2個目のエラーする間に伊賀上が還って7-0としてなお二死二三塁、皆川が四球を選んで二死満塁、松木が押出し四球を選んで8-0とする。

 阪急先発の重松通雄は5回で降板、6回から二番手に石田光彦がマウンドに上る。

 タイガースは8回、先頭の景浦が左前打で出塁、門前の四球で無死一二塁、伊賀上の三ゴロは「5-4-3」と渡って二死三塁、岡田が死球を受けて二死一三塁、若林が右中間に2点タイムリー二塁打を放って10-0、富松は四球、皆川が左翼線にタイムリーを放って11-0とする。

 阪急打線は9安打を放ち6四球を得ているが14残塁で零敗する。0対3で迎えた4回、先頭の浅野が左前打で出塁するが盗塁失敗でチャンスを潰した。翌日の読売新聞によるとこの場面では「上田がバントを試みたのでスタンドから“何点とられているのだ?”と皮肉を浴せかけられた」とのこと。ジャイアンツとタイガースは気力を振り絞っているのがスコアカードからも読み取れるが、どうも阪急はシーズン終盤は気力が失せてしまったようだ。

 若林忠志は9安打6四球3三振、今季7度目の完封で29勝目をあげる。



               *若林忠志は今季7度目の完封で29勝目をあげる。








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