1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
勝利投手 松尾幸造 8勝13敗
敗戦投手 福士勇 12勝18敗
三塁打 (名)加藤2、大沢
3本の三塁打
名古屋は4回、先頭の桝嘉一がセンター左にヒット、大沢清の遊ゴロランナーが入れ替わって一死一塁、加藤正二が右中間に三塁打を放って1点を先制する。
名古屋は7回、先頭の加藤が左中間に三塁打、中村三郎は三邪飛に倒れるが三浦敏一が中前にタイムリーを放って2-0とする。
名古屋は9回、先頭の大沢が左中間に三塁打、加藤の中犠飛で3-0とする。
ライオンは9回裏、一死後西端利郎が四球を選んで出塁、井筒研一に代わる代打菊矢吉男が左翼線にヒットを放ち、山本尚敏に代わる代打近藤久が右翼線にヒットを放って一死満塁、福士勇に代わる代打伊藤吉男は三振に倒れるが、水谷則一が押出し四球を選んで1-3、しかし玉腰年男は左飛に倒れてゲームセットを告げるサイレンが高々と鳴り響く。
松尾幸造は6安打5四球3三振の完投で8勝目をあげる。翌日の読売新聞の松尾の談話によると「今日はよくなかった。カーブが入らなかった。」とのこと。
名古屋は加藤正二の2本と大沢清による合計3本の三塁打で快勝した。加藤正二は中央大学時代、東都大学野球リーグ戦で4回首位打者を獲っているが昭和12年秋季の5割7分7厘は現在に至るまで東都大学リーグ戦のシーズン最高打率記録として残っている。 名古屋はここ8試合を7勝1敗と絶好調。
*名古屋は加藤正二が2本、大沢清が1本の三塁打を記録する。大沢の当りは珍しく左中間を抜いた。翌日の読売新聞には大沢の当りは右中間に飛んだと誤って記載されている。大沢の当りは右に飛ぶという先入観が筆を誤らせたのであろう。
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