11月7日 (火) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 0 0 1 0 6 0 4 14 ジャイアンツ 64勝26敗3分 0.711 スタルヒン
0 0 0 0 2 0 3 1 0 6 南海 40勝49敗4分 0.449 宮口美吉 平野正太郎
勝利投手 スタルヒン 40勝15敗
敗戦投手 宮口美吉 10勝12敗
二塁打 (ジ)リベラ、川上、スタルヒン (南)平井
三塁打 (南)小林
本塁打 (ジ)リベラ 5号 (南)鶴岡 10号
スタルヒン40勝に到達
ジャイアンツは初回、一死後平山菊二が左翼線にヒット、千葉茂が四球を選び、ダブルスチールを決めて一死二三塁、中島治康は一邪飛に倒れるが、11月に行って4試合で14打数ノーヒットの川上哲治が久々に快音を響かせて中前に2点タイムリーを放ち2-0、アチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)が右中間にタイムリー二塁打を放って3点を先制する。
ジャイアンツは5回、二死後白石敏男が四球で出塁、平山が中前打で続いて二死一二塁、千葉が右翼線にタイムリーを放って4-0とする。
南海は5回裏、先頭の国久松一が右前打で出塁、小林悟楼が右中間に三塁打を放って1-4、中田道信は二ゴロ、宮口美吉は三振に倒れて二死三塁、トップに返り平井猪三郎のピッチャー強襲ヒットで2-4、更に岡村俊昭、鶴岡一人が連続四球を選んで二死満塁、しかし中村金次は三振に倒れて追加得点はならず。南海としてはここで追い付けなかったのが敗因となった。
ジャイアンツは7回、先頭のスタルヒンが左中間に二塁打、トップに返り白石は四球、平山の三前内野安打で無死満塁、千葉が中前に2点タイムリーを放ち6-2、中島の中前タイムリーで7-2としてなお無死一三塁、川上は遊飛に倒れるがリベラの遊ゴロをショート小林が失する間に千葉が還って8-2、水原茂の中前タイムリーで9-2、この打球をセンター岡村俊昭が後逸する間にリベラも還って10-2とする。
南海は7回裏、先頭の中田が四球で出塁、宮口に代わる代打岩出清が中前打、トップに返り平井の遊ゴロで岩出は二封、平井が二盗を決めて一死二三塁、岡村の三ゴロの間に中田が還って3-10、鶴岡一人が右翼スタンドに第10号ツーランを放って5-10とする。鶴岡は9本で並んでいた景浦将を突き放し、単独ホームラン王に躍り出た。
南海は8回、一死後国久が三塁に内野安打、小林が死球を受けて一死一二塁、中田の左前打で一死満塁、8回からマウンドに上っている平野正太郎の一ゴロの間に国久が還って6-10と追い上げる。
ジャイアンツは9回、一死後リベラが左翼スタンドに第5号を叩き込んで11-6、二死後吉原が左翼線にヒット、スタルヒンの三ゴロをサード鶴岡が珍しくエラー、トップに返り白石の中飛をセンター岡村がこの日2つ目のエラー、吉原が還って12-6としてなお二死二三塁、平山が左前に2点タイムリーを放ち14-6として止めを刺す。
大量得点をもらいながらスタルヒンは10安打3四球1死球6三振で6失点とピリっとしない内容、ヘロヘロの投球ながら我が国プロ野球史上初の40勝目を記録した。
ジャイアンツは二位タイガースに3.5ゲーム差としてあと1勝で優勝となった。
*スタルヒン10安打6失点ながら40勝目を記録した。
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