１４年 タイガースvsイーグルス ７回戦

8月9日 （水） 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 2  2 タイガース  ３５勝１６敗２分 0.686 西村幸生
0 0 0 0 2 0 1 0 X  3 イーグルス １７勝３４敗１分 0.333 亀田忠 望月潤一

勝利投手 亀田忠       ８勝１３敗
敗戦投手 西村幸生 １０勝６敗
セーブ　　 望月潤一　１


本塁打　（イ）亀田　３号

亀田忠、投打でタイガースを粉砕


　タイガース・西村幸生、イーグルス・亀田忠の投げ合いで両軍4回までは無得点。亀田は3安打1四球であるが西村は1安打無四球で序盤戦はタイガースが押し気味に試合を進めていたが5回表のタイガースは三者凡退。

　イーグルスは5回裏、先頭の中河美芳が三塁への内野安打で出塁、ここで亀田が左翼スタンドに第3号ホームランを叩き込んで2点を先制する。

　イーグルスは7回、一死後中河が左前打で出塁、亀田の三ゴロの間に中河は二進、清家忠太郎の二ゴロをファースト松木謙治郎が逸らす間に二走中河が一気にホームに還り3-0とリードを広げる。

　タイガースは9回、二死後景浦将が左前打を放って出塁、続くジミー堀尾文人も左前打で二死一二塁、門前真佐人が四球を選んで二死満塁、一走に代走の森国五郎を起用、ここで皆川定之に代わる代打岡田宗芳が左前に2点タイムリーを放って2-3の1点差に追い上げてなお二死一三塁、イーグルスベンチはここで亀田に代えて望月潤一をマウンドに送る。望月は伊賀上良平を右飛に打ち取りイーグルスがタイガースに快勝する。

　亀田忠は8回3分の2を8安打2四球4三振、いつもよりコントロールが良かった。翌日の読売新聞によると「亀田が豊富なコントロールを以てタ軍打者の膝下近くビシビシと投げ込む剛直球は時折力をためつつ混える緩曲球と見事な配合をなしてチェンジ・オブ・ペースの妙諦を遺憾なく発揮した」とのこと。

　最終回のピンチを凌いだ望月潤一には当ブログルールによりセーブが記録される。


　当ブログではシーズン当初より「亀田忠・四番サード説」を唱えているが、打撃力に関しては中島治康に匹敵するものがあり、常時出場していればホームラン王になっていたのではないかと考えられる。本日のホームランも翌日の読売新聞には「左翼スタンドに大本塁打」と書かれている。






　　　　　　　　　　　　＊イーグルスは亀田忠、望月潤一のリレーで逃げ切る。