2012年1月1日日曜日

14年 阪急vs南海 7回戦


8月9日 (水) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 36勝18敗       0.667 石田光彦 荒木政公
0 0 3 1 0 0 0 0 X 4 南海 22勝29敗3分 0.431 宮口美吉


勝利投手 宮口美吉 5勝8敗
敗戦投手 石田光彦 7勝3敗


二塁打 (南)鶴岡

宮口美吉、プロ入り初完封


 ジャイアンツ、タイガース、セネタース相手に三連敗を喰らった阪急は石田光彦の右椀に託す。一方、南海は左腕の宮口美吉が先発。

 阪急は2回、先頭の山下好一が一塁への内野安打で出塁するが上田藤夫の遊ゴロで山下好一が二封されてランナーを進めることができず、続く森弘太郎の遊ゴロで「6-4-3」のゲッツー。3回も先頭の日比野武が左前打で出塁するが林信一郎の一ゴロが「3-6-3」と転送されてゲッツー。南海も1回、2回で3安打を放ちながら無得点であったがこれでは流れが南海に向くのも当然か。

 南海は3回裏、二死後岩出清が四球を選んで出塁、岡村俊昭の中前打で二死一二塁、鶴岡一人が中越えに二塁打を放って二者を迎え入れ2点を先制、更に国久松一が中前タイムリーで続いて3-0とする。

 南海は4回、先頭の小林悟楼が四球を選んで出塁、阪急ベンチは先発の石田光彦を諦めて二番手として荒木政公をマウンドに送る。ところが中田道信の投前送りバントを荒木が一塁に大暴投する間に一走小林が一気にホームを駆け抜け4-0とする。荒木は5回以降南海打線を無安打2四球に抑える。

 阪急は6回、先頭の林が四球で歩くが荒木の二ゴロは「4-6-3」と転送されてダブルプレー。7回も先頭のフランク山田伝が左前打で出塁、黒田健吾が四球を選んで無死一二塁とするが山下好一の遊ゴロで黒田が二封されて一死一三塁、上田藤夫の二塁ベース寄りのゴロはセカンド国久が捕ってそのまま二塁ベースを踏んで一塁に送球し「4B-3」のダブルプレー。

 宮口美吉は四つの併殺に助けられて6安打2四球1三振、プロ入り初完封で5勝目をあげる。


 阪急はこれで四連敗。第二試合でタイガースが負けて二位浮上のチャンスであったが自ら勝利を献上するような試合ぶりであった。




            *宮口美吉がプロ入り初完封を記録する。



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