2012年1月26日木曜日

14年 タイガースvs名古屋 8回戦


8月24日 (木) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11  計
0 0 4 0 0 0 1 0 0  0   1   6 タイガース 41勝19敗2分 0.683 青木正一 木下勇 若林忠志
0 1 1 3 0 0 0 0 0  0   0   5 名古屋      22勝37敗3分 0.373 西沢道夫 大沢清


勝利投手 若林忠志 12勝3敗
敗戦投手 大沢清       2勝4敗


二塁打 (タ)本堂、伊賀上 (名)加藤、服部、鈴木
本塁打 (タ)景浦 5号 (名)中村 1号、加藤 3号

延長11回、景浦将が決勝本塁打


 御園生崇男の応召、西村幸生の不調とダブルパンチに見舞われたタイガースは期待の右椀・青木正一が先発。

 名古屋は2回、先頭の中村三郎が左翼スタンドにホームランを叩き込んで1点を先制、一死後西沢道夫が左翼線にヒットを放つとタイガースベンチは青木を下げて木下勇をマウンドに送る。鈴木秀雄は三振、トップに返り桝嘉一が右前打を放つが村瀬一三は二飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 タイガースは3回、先頭のジミー堀尾文人が死球を受けて出塁、景浦将は左飛に倒れるが堀尾が二盗に成功して門前真佐人は四球、岡田宗芳のピッチャー強襲ヒットで一死満塁、ワイルドピッチで堀尾が生還して1-1の同点、富松信彦四球で再度一死満塁、木下の三ゴロの間に三走門前が還って2-1としてなお二死二三塁、伊賀上良平が中前に2点タイムリーを放って4-1とする。翌日の読売新聞によると木下の三ゴロはゲッツーがとれた当りのようでサード芳賀直一の判断ミスが痛かった。

 名古屋は3回、一死後加藤正二が右翼スタンドに第3号ホームランを叩き込んで2-4と追い上げる。

 名古屋は4回から西沢を下げてファーストの大沢清をマウンドに送り、キャッチャー三浦敏一がファーストに回り服部受弘がマスクを被る。

 名古屋は4回裏、先頭の服部が左翼線に二塁打、鈴木が左越えにタイムリー二塁打を放って3-4、トップに返り桝嘉一が四球を選んで無死一二塁とすると、タイガースベンチは木下をあきらめて若林忠志を三番手としてマウンドに送る。しかし村瀬一三が右翼線にタイムリーを放って4-4の同点としてなお無死一三塁、大沢の二ゴロの間に三走桝が還って5-4と逆転する。

 4回から登板した大沢清と肩が温まってきた若林忠志の投げ合いで中盤戦は両軍無得点。

 タイガースは7回、先頭の門前の遊ゴロをショート村瀬がエラー、門前が二盗を決めて岡田が四球を選び無死一二塁、キャッチャー服部からの牽制に門前は二塁に戻ったがこれが悪送球となってセンターに抜けたため門前は三塁に走るがセンター桝のバックアップが早く門前は三本間に挟まれる。白球(7回になれば一試合6球の球数制限があるので薄汚れていたと考えられますが)は「2-6-8-(6)-1」と転送されて門前はタッチアウト、この間に岡田は二塁に進む。富松の二ゴロの間に岡田は三進、若林が中前にタイムリーを放って5-5の同点に追い付く。

 延長に入りタイガースは10回、先頭の若林がピッチャー強襲ヒットで出塁するが二盗に失敗、直後に伊賀上が左翼線に二塁打を放ち松木四球で一死一二塁とするが後続無く無得点。

 名古屋は9回、10回と三者凡退に終わる。

 タイガースは11回、先頭の景浦がレフトスタンドに決勝の第5号ホームランを放ちタイガースが延長戦を制す。

 若林忠志は8回を投げて3安打2四球6三振無失点で12勝目をあげる。

 岡田宗芳は六番に入って5打数3安打2得点の活躍を見せた。タイガースの全盛期には岡田宗芳は不動の九番で一番松木謙治郎へのつなぎ役として活躍した。岡田の六番起用はタイガースの弱体化を物語っている。

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