8月10日 (木) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名古屋 18勝33敗3分 0.353 松尾幸造
2 0 0 1 0 0 0 0 X 3 阪急 37勝18敗 0.673 高橋敏
勝利投手 高橋敏 12勝5敗
敗戦投手 松尾幸造 3勝8敗
三塁打 (名)加藤 (阪)上田
高橋敏、無四球で今季八度目の完封
四連敗の阪急は一、二番をフランク山田伝、西村正夫に入れ替えてきた。今季の阪急は一番・西村、二番・山田で固定しており、たまに浅野勝三郎が入ることがあったが山田の一番も西村の二番も今季初めてのことである。
阪急は初回、先頭の山田がピッチャー強襲ヒットで出塁、西村の遊ゴロの間に山田は二進、黒田健吾が四球を選んで一死一二塁、山下好一の右前打で山田が生還、ライト加藤正二からのバックホームをキャッチャー三浦敏一が後逸する間に一走黒田もホームに還り2-0とする。山田の生還は山下好一のヒットによるもので山下好一には打点1、松尾幸造には自責点1が記録されている。
阪急は4回、先頭の上田藤夫が右中間に三塁打、日比野武の三ゴロをサード芳賀直一が一塁に悪送球する間に上田が還って3-0とする。翌日の読売新聞によると芳賀は三塁ランナーを釘づけにしたまま一塁に送球したがこれが低く逸れたとのこと。
高橋敏は名古屋打線を6安打無四球3三振に抑え切り、今季8度目の完封で12勝目をあげる。4回に先頭の大沢清に右前打、二死後中村三郎に右前打を許して二死一三塁とした場面と、6回に二死から加藤に左中間三塁打を打たれた場面のみがピンチであったが危なげのないピッチングであった。
名古屋は今季12回目の完封負けとなった。名古屋は7月14日のイーグルス戦以降4勝6敗であるが、負けた6敗は全て完封負けで得点をあげた試合では全勝している。松尾幸造は6安打4四球3三振、3失点で自責点は1であった。松尾、西沢、繁里の三本柱が良くなってきており、打線のムラが無くなれば上位を脅かす存在となる。
この試合で西宮シリーズは終了、12日からは九球団が関東に集結して後楽園球場と横浜平和球場にて激戦が続くこととなる。
*高橋敏は無四球で今季8度目の完封勝利を飾る。
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