2011年5月20日金曜日

13年秋 名古屋vsタイガース 2回戦

10月30日 (日) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 0 1 0 2 名古屋      14勝10敗3分 0.583 松尾幸造 田中実
0 0 0 2 0 1 0 3 X 6 タイガース 15勝11敗       0.577 西村幸生


勝利投手 西村幸生 6勝2敗
敗戦投手 田中実     0勝2敗


二塁打 (タ)門前


西村幸生、完投で6勝目


 タイガースは前節1試合しかなく10月23日以来のゲーム、しばらく景浦将が欠場することとなり四番には山口政信が入る。松木謙治郎著「タイガースのおいたち」には「四番打者景浦が健康を害した・・・」とあるが、額面通りに受け取るべきかは疑問。前の試合で書いたとおり景浦は松山商業の先輩森茂雄を慕ってタイガースに入ったが森が理不尽な解雇に合いイーグルスに移ると景浦もイーグルス移籍を希望したがかなわず、石本秀一監督には反目することとなる。以前にもレフトに飛んできた打球を追わなかったシーンを実況したことがありますが、今回の欠場はサボタージュの可能性があるのではないか。流石に松木もそこまでは書かなかった可能性がある。歴史は権力者の都合のいいように伝えられることが多く、野球史に関しては巨人の都合に合わせて書かれているものが大半を占めていますので注意を要します。松木は景浦の問題にも触れているので「タイガースのおいたち」は資料的価値が高いのですが、この部分だけはどうでしょうか。


 名古屋は2回、この回先頭の大沢清がピッチャー強襲ヒットで出塁、倉本信護の捕前送りバントをキャチャー門前真佐人が二塁に送球するがセーフ、犠打野選となって無死一二塁、村瀬一三が四球を選んで無死満塁、三浦敏一の中犠飛で1点を先制する。しかし松尾幸造の投ゴロは西村-皆川-松木と渡ってダブルプレーとなりスリーアウトチェンジ。

 タイガースは4回、この回先頭の奈良友夫がセンター右にヒット、藤村富美男の遊ゴロでランナーが入れ替わり、四番山口政信が中前打、門前が左翼線にタイムリー二塁打を放って二者還り2-1と逆転に成功する。

 タイガースは6回、この回先頭の松木謙治郎が右前打で出塁、一死後藤村四球、山口の投ゴロで藤村が二封されて二死一三塁、ここでダブルスチールを成功させて3-1とする。

 名古屋は8回、一死後桝嘉一が右翼線にヒット、白木一二の右前打で桝は三塁に走り一死一三塁、白木の代走に石田政良を起用する。大沢の一ゴロは3-6-3と渡るが二塁はセーフで一塁はアウト、この間に桝が還って2-3と追い上げる。代走に石田を起用したことが効を奏す。

 タイガースは8回裏、この回先頭の奈良友夫が左翼線にヒット、藤村、山口の連続内野安打で無死満塁、門前が中前に2点タイムリーを放って5-2、伊賀上良平が左前タイムリーで続き6-2と突き放す。

 ようやく調子が上がってきた西村幸生は最終回を三者凡退で抑えて7安打3四球5三振の完投で今季6勝目。タイガースは景浦将が不在ながら四番山口政信が4打数3安打、門前真佐人が2打数2安打4打点の活躍を見せる。








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