2011年5月15日日曜日

13年秋 金鯱vsイーグルス 3回戦

10月26日 (水) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
4 0 0 0 1 0 2 0 0 7 金鯱        8勝22敗      0.267 中山正嘉
1 0 0 1 0 0 0 0 0 2 イーグルス 10勝12敗3分 0.455 望月潤一


勝利投手 中山正嘉 4勝10敗
敗戦投手 望月潤一 2勝1敗


二塁打 (金)古谷 (イ)望月
三塁打 (イ)ハリス


金鯱三連勝


 二連勝の金鯱は中山正嘉が先発、イーグルスは9月24日の同カード1回戦以来約1カ月ぶりの登板となる望月潤一が先発。前回も中山vs望月の対決となって望月が投げ勝っている。

 金鯱は初回、先頭の佐々木常助がツーツーからファウルで2球粘った末二塁への飛球、これをセカンド野村実が落球、岡野八郎がワンボールからの2球目をライト線に運び無死一塁、瀬井清が初球を中前にタイムリーして1点を先制する。続く古谷倉之助はワンボールからの2球目をセンター右奥に二塁打、二者が還って3-0、古谷はワイルドピッチで三塁に進み武笠茂男の中犠飛で4-0とする。

 イーグルスは1回裏、先頭の寺内一隆がツースリーから四球を選んで出塁、パスボールで二進、中根之の中飛で三進、バッキー・ハリスが左前にタイムリーを放って1-4とする。

 イーグルスは4回、この回先頭のハリスが左前打で出塁、太田健一の投ゴロでランナーが入れ替わり、中河美芳の二ゴロの間に太田は二進、望月潤一が右中間に二塁打を放って2-4と追い上げる。

 金鯱は5回、この回先頭の長島進が左翼線にヒット、トップに返り佐々木が投前に送りバントを決めて一死二塁、岡野の投ゴロを望月がエラーして一死一三塁、瀬井の右犠飛で5-2とする。更に7回、この回先頭の高久保豊三の三ゴロをサード漆原進が一塁に悪送球して高久保は二塁に進む。長島は三ゴロに倒れるが佐々木が三前にバントヒットを決めて一死一三塁、岡野が右前にタイムリーを放って6-2、瀬井がツースリーから四球を選んで一死満塁、古谷の三ゴロの間に佐々木が還って7-2と突き放す。

 金鯱はこれで三連勝、勝利投手は全て中山である。中山正嘉は7安打2四球7三振、118球の完投で今季4勝目をあげて前回の雪辱を果たす。望月潤一は7安打2四球6三振、122球の完投であった。


 両チーム7安打ずつであったが得点差は5点。金鯱は九番長島の1安打から佐々木2安打、岡野2安打、瀬井1安打、古谷1安打と九番から四番までに7安打が集中している。この結果二番岡野が1打点、三番瀬井が2打点、四番古谷が3打点となった。一方、イーグルスは二番野村が1安打、四番ハリスが3安打、七番望月が2安打、九番漆原が1安打と打線のつながりに欠けたことが得点が伸びない要因となった。三番中根、五番太田、六番中河が無安打で3安打の四番ハリスが孤立してしまった。

 最下位の金鯱は八位南海に1ゲーム差と迫ってきた。勝星では一つ上回り、勝率は2厘差。28日のセネタース戦で南海が敗れるとゲーム差では南海が上になるが勝率で金鯱が上回ることとなる。





     *中山正嘉の三連勝を伝えるスコアブック









2 件のコメント:

  1. 久しぶりの登板ですね。1か月空きました。前の登板では、勝つには勝ったけれども、13安打の5四球で運よく2点しか入らなかったですが、そう上手くはいきません。
    今回は7安打で7点。やはり、連打されると大量点につながります。次回のチャンスは頑張ってほしいと思います。

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  2. 当時の資料を見ても(と言っても読売新聞くらいしかありませんが)怪我で休んでいたのではないようです。判で押したように亀田、中河の完投が続いていますが、古川、望月を活用すればもう少し勝てるのではないでしょうか。

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