2011年5月11日水曜日

13年秋 ジャイアンツvs阪急 3回戦

10月23日 (日) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 2 0 0 0 0 0 0 3  5 ジャイアンツ 20勝4敗1分 0.833 スタルヒン
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 阪急             16勝7敗2分 0.696 宮武三郎


勝利投手 スタルヒン 12勝1敗
敗戦投手 宮武三郎     4勝1敗


トリプルクラウン


 首位を行くジャイアンツと2ゲーム半差で追う阪急との首位攻防戦。ジャイアンツ先発はエース スタルヒン、阪急先発は宮武三郎で14時42分、二出川延明プレートアンパイアの右手が上がりプレイボール。

 ジャイアンツは2回、この回先頭の中島治康が中前打で出塁、川上哲治の一ゴロでランナーが入れ替わり、伊藤健太郎の左前打で一死一二塁、白石敏男の三ゴロで伊藤が二封されて二死一三塁、ここでダブルスチールを敢行、川上がホームを踏んで1点を先制、当然川上には本盗が記録される。更に吉原正喜四球で二死一二塁、スタルヒンが右前にタイムリーを放って2-0とする。

 ジャイアンツは9回、この回先頭の吉原が四球で出塁、スタルヒンの遊ゴロはお誂え向きのゲッツーコース、ショート上田藤夫からセカンド宇野錦次に送られるが何とこれを宇野が落球して無死一二塁、トップに返り三原脩が送って水原茂四球で一死満塁、ここで三番に戻った千葉茂が右前に2点タイムリーを放って4-0、中島のこの日4安打目となるヒットが左前タイムリーとなって5-0として止めを刺す。

 スタルヒンは阪急打線を黒田健吾と宮武三郎のヒット1本ずつに抑え、二塁を踏ましめたのは初回四球に出て二盗を決めたフランク山田伝のみ、2安打1四球3三振で今季五度目の完封、12勝目をあげる。


 中島治康は5打数4安打1打点、連続試合本塁打記録は5で途切れたがこれで5試合連続マルチヒット。今季通算107打数40安打、打率3割7分4厘、7本塁打、24打点となり打撃三部門全てでトップに立った。10月11日の名古屋3回戦終了時点では打率2割8分6厘で打撃ベストテンにも入れずの11位、その後の5試合で23打数16安打、6割9分6厘を記録して本日首位打者となった。

 吉原正喜はこの日2打数無安打であったが貴重な2四球を選んでいずれも得点に結び付けた。ジャイアンツは二位阪急を突き離して3.5ゲーム差とした。




*ジャイアンツは2回、三走川上哲治、一走白石敏男の場面でダブルスチールを成功させて川上に本盗が記録される。





*中島治康はここ5試合で3度目の5打数4安打を記録する。




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