2011年5月14日土曜日

13年秋 ライオンvsセネタース 4回戦

10月24日 (月) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9   計
1 0 0 0 0 0 0 0 0   0  1 ライオン     12勝13敗      0.480 菊矢吉男
1 0 0 0 0 0 0 0 0  3X 4 セネタース 12勝14敗1分 0.462 金子裕


勝利投手 金子裕     7勝6敗
敗戦投手 菊矢吉男 5勝7敗


本塁打 (ラ)坪内 2号 (セ)浅岡 1号


雪辱の日


 ライオンは初回、坪内道則が初球をレフトスタンドに先頭打者ホームラン、1点を先制する。

 セネタースは1回裏、先頭の苅田久徳がワンツーからの4球目を左前打、森口次郎が送って尾茂田叶、遠藤忠二郎連続四球で一死満塁、北浦三男の遊ゴロの間に苅田が還って1-1の同点とする。

 セネタース先発の金子裕は毎回のように走者を背負いながらライオン打線を9回まで無得点に抑える。3回は酒沢政夫中前打、水谷則一死球、鬼頭数雄内野安打で一死満塁のピンチを迎えるが四番中谷順次を6-4-3のダブルプレーに打ち取る。4回は玉腰年男左翼線ヒット、菊矢吉男左前打で無死一二塁とするが後続を抑え、7回にも2四球で二死一二塁とするが無得点に抑える。9回も先頭の山本尚敏に左前打を許し福士勇の送りバントで一死二塁のピンチを迎えるが酒沢、坪内を連続して内野ゴロに仕留める。

 一方、ライオン先発の菊矢吉男は2回以降セネタース打線を7回に今岡謙次郎に許した中前打1本に抑える好投を見せて9回まで零封、延長戦に突入する。

 ライオンは10回表、先頭の水谷が左前打で出塁、鬼頭が送り中谷左飛後、玉腰四球で二死一二塁とするが菊谷はボール、ファウル、ファウルからの4球目を打って中飛に倒れてこの回無得点。

 セネタースは10回裏、この回先頭の北浦三男が三塁への内野安打で出塁、今岡は一邪飛に倒れて一死一塁、金子裕の投ゴロの間に北浦は二進、ここで青木幸造に代わって現在打率二位の佐藤武夫が代打で登場、ライオンベンチは佐藤を敬遠で歩かせ磯野政次に代わる代打浅岡三郎が登場。浅岡はボール、ボール、見逃しストライクからの4球目を叩いてレフトスタンドに代打サヨナラスリーランホームランを叩き込んで試合終了。

 金子裕は10安打3四球1死球3三振で10回を完投、今季7勝目をあげる。菊矢吉男も4安打4四球4三振の力投であった。


 浅岡三郎は19日の名古屋3回戦で倉本信護にサヨナラ満塁ホームランを打たれたばかりであるが、本日は見事な代打サヨナラスリーランを放って雪辱を果たす。

 竹中半平氏著「背番号への愛着」によると「・・・打球は高く舞い上がって左翼席中段に落ち・・・(中略)・・・晴れた日で彼の横顔を秋の陽が照らしていた。」とのこと。スコアブックの「天候欄」には「快晴」と書かれている。12時30分に開始されたこの試合は14時ちょうどに終了、10月後半の午後2時であれば陽は傾き始めている頃か。ダイヤモンドを一周する浅岡三郎の横顔を秋の陽光が照らしていたのであろう。


*浅岡三郎が代打サヨナラスリーランホームランを放った場面












0 件のコメント:

コメントを投稿