2012年7月25日水曜日

15年 金鯱vsセネタース 2回戦


4月12日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 3 0 0 0 0 0 0 0   3  金鯱            5勝9敗1分 0.357 松元三彦 中山正嘉
0 0 0 4 0 4 0 2 X 10 セネタース 10勝5敗1分 0.667 村松長太郎 野口二郎

勝利投手 野口二郎 5勝2敗
敗戦投手 中山正嘉 1勝5敗

二塁打 (セ)佐藤、柳
三塁打 (セ)柳
本塁打 (金)松元 1号

勝利打点 なし


セネタース6連勝

 金鯱は松元三彦が先発、6連勝を狙うセネタースは村松長太郎が先発する。

 金鯱は2回、先頭の古谷倉之助が左前打で出塁、森田実がストレートの四球を選んで無死一二塁、瀬井清の三ゴロは「5-4-3」と渡って二死三塁、野村高義が四球を選んで二死一三塁、ピッチャー松元がレフトスタンドにスリーランホームランを叩き込んで3点を先制する。

 セネタースは2回、先頭の柳鶴震が四球で出塁、佐藤武夫が左中間に二塁打を放ち村松が四球を選んで無死満塁、織辺由三のショートライナーに二走佐藤が飛び出しショート濃人渉が二塁ベースに入って無補殺併殺、苅田久徳は左飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 3点をリードした金鯱は3回から先制スリーランを放った松元に代えて中山正嘉をリリーフに送る。

 セネタースは4回、先頭の柳が右前打、佐藤は三邪飛に倒れるが村松が右前打、織辺は三振に倒れるがトップに返り苅田が左前にタイムリーを放って1-3、横沢七郎が右前にタイムリーで続いて2-3として苅田が三塁に進み横沢が二盗を決めて二死二三塁、野口二郎の遊ゴロをショート濃人が一塁に悪送球する間に三走苅田に続いて横沢も還って4-3と逆転する。

 1点リードしたセネタースは先発の村松に代えていつも通り野口をリリーフに送る。

 セネタースは6回、一死後苅田が四球を選んで出塁、横沢が中前打、野口も四球を選んで一死満塁、山崎文一は三振に倒れて二死満塁、ここで小林茂太がセンター右に2点タイムリーを放って6-3、柳が右中間に三塁打を放って8-3とする。

 セネタースは8回、先頭の山崎の遊ゴロをショート濃人がエラー、小林がストレートの四球を選んで無死一二塁、柳の右翼線の二塁打で9-3、一死後石井豊が左前にタイムリーを放って10-3とする。


 “戦前最高のクラッチヒッター”小林茂太が2打点、“強打の失策王”柳鶴震が3打点をあげてセネタースが6連勝を飾った。

 結果論で言うと先制スリーランを放った先発の松元三彦を2回で降ろして中山正嘉をリリーフに送った金鯱の継投策が失敗であった。中山は25勝をあげた昨年ほどのキレがなく5敗目を喫した。




     *6連勝と波に乗るセネタース打線。











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