１３年春 イーグルスvsタイガース ３回戦

6月5日 （日） 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 3 0 0 0 3 イーグルス  ９勝９敗 0.500 亀田忠
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 タイガース １４勝３敗 0.824 西村幸生


勝利投手 亀田忠 　 ６勝４敗
敗戦投手 西村幸生 ５勝２敗


二塁打　（イ）漆原
三塁打　（タ）松木


亀田忠、今節3勝目


  タイガースは第一試合に3人だけとは言え投げての連投となる西村幸生が先発、イーグルスは6月1日に完投、4日のダブルヘッダーは第一試合に4回3分の2、第二試合完投の亀田忠が先発、すなわち亀田は今節4連投となる。

　タイガースは初回、先頭の山口政信が四球で出塁、本堂保次の左前打で無死一二塁、山口は三盗に失敗するが本堂がワイルドピッチで二進して一死二塁、松木謙治郎が右中間を破る三塁打を放って1点を先制、景浦将の右犠飛で2-0とする。

　西村幸生は4回までイーグルス打線を無安打無得点に抑え、5回に野村実に初ヒットを許すがここまで無失点。三巡目に入ったイーグルスは6回、この回先頭の中根之が四球で出塁、バッキー・ハリスの三ゴロをサード伊賀上良平がエラー、亀田忠四球で無死満塁、中河美芳が左中間にタイムリーを放ち二者を迎え入れて2-2の同点、亀田は三塁に走り送球の間に中河も二塁を陥れて無死二三塁、しかし続く杉田屋守の打球が中河に当たりインターフェアとなって一死一三塁、野村の三ゴロゲッツー崩れの間に三走亀田が還って3-2と逆転に成功する。

　亀田忠は2～6回を無安打に抑えきり、7回に藤村富美男、伊賀上に連打を許すが得点は許さず。8回、9回も抑えきり結局4安打四球7三振の完投で西村に投げ勝ち6勝目をあげる。

　西村幸生も9回を投げてイーグルス打線を5安打に抑えるが6四球4三振で完投負けを喫する。西村は今季防御率1位となりながらＭＶＰを逃すこととなり、悲運である、酒の飲み過ぎが投票に影響したなどと言われることとなるが、本日もそうだが今季は与四球が多く、記者席から見てもピッチング内容に不満が残る内容に映っているのではないか。この辺りはシーズン終了後に詳しく分析する予定です。