2011年1月2日日曜日

13年春 イーグルスvsジャイアンツ 3回戦

5月29日 (日) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 0 0 0 0 2 0  0   2 イーグルス      6勝8敗 0.429 亀田忠
0 0 0 0 0 0 2 0 1X  3 ジャイアンツ 10勝4敗 0.714 スタルヒン


勝利投手 スタルヒン 7勝0敗
敗戦投手 亀田忠      3勝3敗


本塁打  (イ)寺内 1号


白石敏男、サヨナラタイムリー


 ジャイアンツは第一試合に続いてスタルヒンの連投、一方イーグルスも昨日1安打完投の亀田忠の連投。

 6回までは両エースによる見応えのある投手戦となった。スタルヒンは3安打2三振3四球、2本は内野安打である。 亀田は2安打3三振3四球とほぼ互角の出来。唯一の得点機は4回ライオンの攻撃、この回先頭のバッキー・ハリスの三ゴロをサード水原茂がエラー、亀田忠中前打で無死一二塁、中河美芳の投前送りバントをスタルヒンが一塁に悪送球して無死満塁、しかし杉田屋守右飛、木下政文三振、山田潔一邪飛で得点ならず。5回は一死二塁でハリスの二飛に二走漆原進が飛び出し4-6Bのゲッツー、6回は一死二塁で杉田屋の投直に二走中河が飛び出し1-4Bのゲッツーとちぐはぐな攻撃が続く。

 イーグルスは7回、二死から九番漆原進が二塁への内野安打で出塁、トップに返り寺内一隆が左中間スタンドにホームランを叩き込んで2点を先制する。この回先頭の木村には代打野村実を起用して三ゴロに倒れたが、7回裏の守備からは野村ではなく古川正男をセカンドに入れる不可解な起用を見せる。

 ジャイアンツは7回裏、この回先頭の伊藤健太郎が四球で出塁、千葉茂は中飛に倒れ、永澤富士雄に代えて代打川上哲治を起用、川上の当りは二ゴロとなりこの回からセカンドに入った古川が二塁に送球するがこれが悪送球となって白球が(今シーズンから試合使用球数が制限されているので後半に入ると白球ではなくなっている可能性もありますが)三塁側ファウルグラウンドを転々とする間に伊藤はホームまで還って1-2、川上も二塁に達し代走に平山菊二を起用。川上は足は速くないようだ。この試合はスタルヒンが先発のため先発マスクの田代須恵雄に代えて代打内海五十雄を起用するが内海は三振、しかしスタルヒンが左翼線にタイムリーを放って2-2の同点に追い付き死闘の様相を呈してきた。

 イーグルスは8回、中河が四球で出塁するが無得点。ジャイアンツは8回、水原の二飛をセカンド古川が今度は落球、二死後伊藤が左前打を放って一二塁とするが千葉は三ゴロに倒れる。イーグルスの9回は三者凡退。

 ジャイアンツは9回裏、川上の代走平山に代わって七番キャッチャーに入っている吉原正喜が四球で出塁、八番ファーストに入っている内海が送って一死二塁、スタルヒンの遊ゴロで吉原が三塁に進み二死三塁、トップに返り呉波に代わる代打前川八郎が四球を選んで二死一三塁、ここで白石敏男が右前にサヨナラタイムリーを放ち死闘に終止符が打たれる。

 スタルヒンは5安打5四球2三振の完投で第一試合に続いて勝利を得て7連勝。この試合はダブルヘッダーの連投とあってか抑え気味のピッチングであったが良く投げた。亀田も5安打6四球4三振の好投であったが最後に力尽きた。

 吉原正喜はまだスタルヒンの球が捕球できないので本来であれば今日は出番が無いところであるが、もつれた展開になったことから終盤出場の機会が巡ってきた上にサヨナラのホームを踏んでいる。矢張り何か持っているようだ。  

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