2011年1月5日水曜日

13年春 名古屋vs金鯱 4回戦

6月1日 (水) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 0 0 0 1 1 6 10 名古屋 6勝9敗   0.400 森井茂
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2   金鯱     5勝10敗 0.333 古谷倉之助 常川助三郎


勝利投手 森井茂         3勝1敗
敗戦投手 古谷倉之助 2勝5敗


二塁打 (名)三浦2 (金)五味
本塁打 (名)三浦 1号


三浦敏一、長打3本4打点の活躍


 今シーズンは土日に変則ダブルが東西三試合ずつというスケジュールで進んでいるが、1日と15日は工場や商店が休日なので試合を行うこととした。

 名古屋は2回、一死後倉本信護の三ゴロをサード五味芳夫が一塁に悪送球、村瀬一三四球から八番三浦敏一が中越えに二塁打を放ち1点を先制、森井茂の二ゴロの間に村瀬が還って2-0とする。

 金鯱守備陣は1回ショート岡野八郎が石丸藤吉の遊ゴロをエラーで出すが大沢清の二ゴロを4-6-3のゲッツー、3回も桝嘉一の三ゴロを五味のエラーで出すが大沢の二打席連続併殺打となる二ゴロを4-6-3で切り抜ける。ここは大沢の右打ちが裏目と出た。因みに大沢は第四打席まで四打席連続二ゴロと徹底している。千葉茂がいくら右打ちの名人と言ってもここまでは徹底していません。千葉も「右打ちにかけては大沢清の方が上」と認めているくらいですから。

 金鯱は4回、本日2エラーの五味が汚名挽回の左中間二塁打で出塁、江口行男の三ゴロをサード倉本が一塁に悪送球して無死一三塁、江口が二盗を決め二三塁から小林茂太が左翼線に2点タイムリーを放って2-2の同点とする。

 名古屋は7回、この回先頭の三浦が左翼スタンドにホームランを叩き込んで3-2と勝ち越し。更に8回、倉本左前打、村瀬一塁内野安打、三浦の遊ゴロをショート岡野が失して無死満塁、一死後石田政良が押出し四球を選んで4-2とする。

 名古屋は9回、現在首位打者桝のレフト線ヒットを皮切りに、一死後白木一二が三塁内野安打、倉本左前タイムリー、村瀬四球、三浦がこの日4打点目となる左中間二塁打、センター佐々木常助の悪送球、森井の右前タイムリー、石田三前内野安打、セカンド江口の悪送球で一挙6点をあげて試合を決める。名古屋守備陣は合計7失策と乱れた。

 森井茂は良く粘って4安打3四球6三振の完投で3勝目をあげる。スローボーラー森井にしては奪三振6個というのは異例の多さです。三浦敏一が5打数3安打4打点、二塁打2本、本塁打1本の活躍、翌日の読売新聞の論評は「長打三、打点四の三浦は一人で試合をしたようなものであった。」と締め括っている

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