6月4日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
4 1 0 0 0 0 0 0 0 5 ジャイアンツ 12勝4敗 0.750 前川八郎 川上哲治
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 金鯱 6勝11敗 0.353 常川助三郎
勝利投手 前川八郎 2勝1敗
敗戦投手 常川助三郎 0勝1敗
セーブ 川上哲治 1
三塁打 (ジ)呉、永澤、吉原
本塁打 (金)五味 1号
永澤富士雄、満塁走者一掃の三塁打
ジャイアンツは初回、先頭の呉波が左中間に三塁打、白石敏男の欠場で本日二番に入った千葉茂が四球を選んで無死一二塁、水原茂は遊飛に倒れるが中島治康が右前に先制タイムリー、伊藤健太郎四球で一死満塁、ここで永澤富士雄が右中間に走者一掃の三塁打を放って4-0とする。
金鯱は1回裏、先頭の五味芳夫が左翼スタンドにホームランを放って1点を返す。
ジャイアンツは2回、この回先頭の九番井上康弘が一塁に内野安打、昨年熊本商業から入団した井上のこれがプロ入り初安打となった。白石の欠場によりショートに入っている。トップに返り呉は左飛、千葉が一二塁間に内野安打、水原右飛、中島四球で二死満塁、伊藤が押出し四球を選んで5-1とする。
ジャイアンツは4回から先発の前川八郎が降板して川上哲治がマウンドに上る。川上は4回~9回の6イニングを投げて金鯱打線を1安打に抑えきる。川上は時々こういう好投をするのでなかなか打者転向に踏み切れない。現行ルールでは川上が勝利投手となるが、公式記録では3回しか投げていない前川八郎に勝利投手が記録されている。川上の好投は試合が決した後のものと判断されたのであろう。
ジャイアンツは6-4-3のダブルプレーを2つ記録した。井上康弘はフル出場して1失策を記録したものの2つの併殺を無難にこなしプロ入り初ヒットも記録した。金鯱も2つの併殺を完成しており、この日の後楽園球場では、3試合で合計15の併殺を記録したものでる。
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