2015年8月23日日曜日

17年 朝日vs大洋 11回戦


9月20日 (日) 横浜公園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 2 0 3 朝日 32勝40敗3分 0.444 内藤幸三 福士勇
0 3 0 0 0 0 2 1 X 6 大洋 45勝25敗5分 0.643 野口二郎
 
勝利投手 野口二郎 28勝11敗
敗戦投手 内藤幸三   0勝4敗

二塁打 (朝)広田、浅原 (大)織辺、佐藤

勝利打点 山川喜作 2


内野安打二塁打

 横浜公園球場の第二試合は野口二郎と内藤幸三の先発で午後3時2分、島秀之助主審の右手が上がり試合開始。

 この日の横浜は雨は上がって晴天ではあったが風が強く、試合にも影響を与えた。

 朝日は初回、先頭の坪内道則が左前打で出塁、五味芳夫が送って一死二塁、鬼頭政一の遊ゴロをショート濃人渉がエラーして一死一三塁、浅原直人の右前タイムリーで1点を先制する。

 大洋は2回、先頭の織辺由三が左中間に二塁打、浅岡三郎は四球、パスボールで二者進塁して無死二三塁、山川喜作が左前に逆転の2点タイムリーを放ち2-1、佐藤武夫が送って一死二塁、トップに返り中村信一の遊ゴロの間に二走山川は三進、濃人の左前タイムリーで3-1とする。

 朝日は4回、一死後広田修三の当りはセンター方向への飛球となったが海からの強い風に押し戻され、ポトリと落ちて広田は二塁に達した。記録は「セカンドへの内野安打二塁打」。伊勢川真澄は三邪飛、室脇正信は三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 大洋は7回、先頭の中村が右前打で出塁、濃人の三ゴロでランナーが入れ替わり、村松長太郎の左前打で一死一二塁、野口明は三邪飛に倒れて二死一二塁、野口二郎が中前にタイムリーを放って4-1、織辺が四球を選び二死満塁、浅岡が押出し四球を選んで5-1と突き放す。

 朝日は8回、先頭の坪内が粘って四球を選び、五味の三ゴロの間に坪内が二進、鬼頭のピッチャー強襲ヒットで一死一三塁、浅原のセンター方向への飛球も強風にあおられてポトリと落ち「セカンドへの内野安打二塁打」、坪内が還って2-5として一死二三塁、岩田次男の左犠飛で3-5と追い上げる。

 大洋は8回裏、先頭の佐藤がレフト線に二塁打、トップに返り中村は左飛に倒れるが、濃人の左前打で一死一三塁、村松の三ゴロ併殺崩れの間に佐藤が還って6-3とダメ押す。


 野口二郎は最終回、2本のヒットを許したが併殺で切り抜け、8安打2四球2三振の完投で28勝目をあげる。



*この日の天候は「晴、雨上がり、風あり」。






*「雑記」欄に書かれた山内以九士の記述は例によって解読難解であるが、風の影響で外野フライが二塁打になったと書かれている。





*広田修三の第二打席は「セカンドへの内野安打二塁打」。二重線の山形は「内野安打」
のことで、下に「2」となっているのが「二塁打」のことです。






*浅原直人の第四打席も「セカンドへの内野安打二塁打」であった。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿