9月24日 (木) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 0 0 2 3 名古屋 26勝47敗4分 0.356 石丸進一 西沢道夫
1 0 3 1 0 0 0 1 X 6 南海 38勝38敗 0.500 神田武夫 川崎徳次
勝利投手 川崎徳次 12勝10敗
敗戦投手 石丸進一 11勝14敗
二塁打 (名)石丸進一 (南)国久、猪子、岩本義行
本塁打 (名)古川 6号
勝利打点 国久松一 4
猛打賞 (南)岩本義行 7
南海、打ち合いを制す
この試合では「飛ぶボール」が使用されたことが判明している。翌日の読売新聞は「飛ぶボールを使用すると効果覿面両軍ともに頻りと痛打を放って試合は久し振りに非常な活況を呈した」と伝えている。
南海は初回、先頭の柳鶴震が左前打、レフト吉田猪佐喜がエラーする間に柳は二塁に進み、猪子利男が三前に送りバントを決めて一死三塁、国久松一が右中間に二塁打を放って1点を先制する。
南海は3回、先頭の荒木正が左前打で出塁、トップに返り柳が送って一死二塁、猪子の左前打で一死一三塁、次のプレーは国久の投ゴロで「1FC-4」で三走荒木は動かず一死満塁と記録されている。投ゴロを捕球したピッチャー石丸進一が三走荒木を牽制してから二塁に送球したが一瞬遅れてセーフとなり野選が記録されて、三走荒木はそのまま三塁ストップというところでしょうか。続く岡村俊昭の二ゴロで三走荒木は本封されて二死満塁、中野正雄が左前に2点タイムリーを放って3-0、スタメンは外れたが3回途中の守備からセンターに入っている岩本義行が左前にタイムリーを放って4-0とリードを広げる。
名古屋は4回、先頭の古川清蔵がレフトスタンドにライナーで叩き込む第6号ホームランを放って1-4、続く小鶴誠はストレートの四球、南海ベンチはここで先発の神田武夫から川崎徳次にスイッチ、桝嘉一が左前打を放って無死一二塁、しかし第一打席で二塁打を放った石丸進一の当りはサードライナーに終わり一死一二塁、芳賀直一は捕邪飛、トップに返り石丸藤吉は遊飛に倒れてチャンスを潰す。
名古屋は4回から先発の石丸進一に代えて西沢道夫をマウンドに送る。
南海は4回裏、先頭の増田敏が四球を選んで出塁、荒木は中飛に倒れ、トップに返り柳も右飛に倒れて二死一塁、猪子の左中間二塁打で一走増田がホームに還って5-1と突き放す。
南海は8回、先頭の岩本がレフト線に二塁打、川崎の三ゴロをサード芳賀が一塁に悪送球、二走岩本は動けず無死一二塁、増田の遊ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、荒木が中前にタイムリーを放って6-1とダメ押す。
名古屋は9回、一死後本田親喜が四球で出塁、吉田は中飛に倒れるが、古川の左前打で二死一二塁、小鶴の中前打で二死満塁、桝がレフト線に2点タイムリーを放って3-6、しかし西沢は左飛に倒れて反撃もここまで。
南海は10安打で二塁打3本、名古屋は11安打で二塁打1本、本塁打1本。活況を呈した打ち合いを南海が制した。
古川清蔵は6号ホームランを放ち、岩本義行と並んで本塁打王争いトップタイに並んだ。その岩本義行は7度目の猛打賞を記録して、6個で並んでいた中島治康を抜いて猛打賞王争いで単独トップに立った。
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