2013年3月23日土曜日

15年 ジャイアンツvs阪急 10回戦


9月22日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0   1   1 ジャイアンツ 55勝22敗 0.714 須田博
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0   0   0 阪急              43勝29敗5分 0.597 石田光彦

勝利投手 須田博     27勝11敗
敗戦投手 石田光彦 12勝10敗

二塁打 (ジ)中島

勝利打点 なし


千葉茂好走塁

 翌日の読売新聞によると「現在の用球で得点をあげるには走打法を巧く的中するか犠牲軟打か盗塁かで二死前に三塁を占めて機会を窺うより外に妙手がない。」とのこと。「エンドラン」や「バント」の横文字が使えなくなり、「走打法」、「犠牲軟打」となっている。

 2回に盗塁を決めた吉原正喜は5回の守備では黒田健吾の盗塁を刺す。吉原は今季30個の盗塁を記録して石田政良32個、国久松一31個に次いで三位にランクされることとなる。

 阪急は7回、二死後日比野武が四球で出塁してワイルドピッチで二進、下村豊に変わる代打浅野勝三郎も四球を選んで二死一二塁、石田光彦が中前打を放ち二走日比野が鈍足を飛ばしてホームを狙うがセンター呉波の強肩にタッチアウト。

 ジャイアンツは8回、呉に代わる代打楠安夫が右前打で出塁、代走に山本栄一郎を起用、しかしキャッチャー日比野からの一塁牽制に山本はタッチアウト、水原茂が四球を選ぶが千葉茂の一直に水原が飛び出してダブルプレー。両チームとも先の塁を狙うが焦りも見える。

 ジャイアンツ先発スタルヒン、阪急先発石田光彦による投げ合いは延長12回まで0対0、引分けは廃止されているので試合は13回に進む。

 ジャイアンツは13回、先頭の林清一が左前打で出塁、水原が送りバントを決めて一死二塁、千葉が四球を選んで一死一二塁、川上哲治も四球を選んで一死満塁、中島治康の三ゴロで三走林は本封、キャチャー日比野が併殺を狙って一塁に送球するがセーフ、この隙を突いて二走千葉が三塁を回ってホームイン、1点を先制する。


 須田博は170球を投げて13回を3安打4四球4三振で今季13回目の完封、27勝目をあげる。石田光彦も181球を投げて13回を完投し5安打9四球3三振のピッチングであった。須田は9回までに4四球を与えたが延長に入ってからは無四球。一方、石田は9回までは3四球であったが延長に入って6四球を与えたことが敗因となった。







            *須田博は170球を投げて今季13回目の完封、27勝目をあげる。













     *延長13回の末阪急を降したジャイアンツ打線。















 

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