9月15日 (日) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 41勝27敗5分 0.603 森弘太郎
0 0 0 1 0 0 0 0 X 1 タイガース 43勝27敗3分 0.614 若林忠志
勝利投手 若林忠志 16勝12敗
敗戦投手 森弘太郎 22勝9敗
勝利打点 なし
若林忠志、阪急戦三試合連続完封
昭和15年9月16日付け読売新聞は「阪急軍井野川利春捕手は今回同軍監督に就任、15日発表された」と伝えている。阪急の監督は山下実がやったり村上実がやったりしているが、秋季シリーズからは井野川が指揮をとるようです。
阪急はここまで41勝26敗5分で勝率6割1分1厘9毛、タイガースは42勝27敗3分で勝率6割0分8厘7毛。後楽園の第一試合で敗れたセネタースは39勝25敗9分で勝率6割0分9厘4毛。ということで二位争いは3厘2毛差の中に三チームがひしめき合うミクロの争いとなっている。
タイガースは4回、先頭の伊賀上良平がショートに内野安打、カイザー田中義雄の右前打で一走伊賀上は三塁に向かいライト中島喬は三塁に送球するが、翌日の読売新聞によると「右翼中島の三塁送球が伊賀上の肩に当る悪投となって」伊賀上は一気にホームを駆け抜け1点を先制する。これが決勝点となった。
若林忠志は5安打2四球4三振で今季5度目の完封、16勝目をあげる。若林は満州での8回戦、9回戦に続いてこれで阪急戦に3試合連続完封勝利となった。
森弘太郎も8回を完投して5安打2四球2三振1失点、自責点はもちろんゼロであった。
8月11日の8回戦でも両雄が対決して両投手とも無四球で試合時間56分の最短記録を樹立したが、この日は両投手とも2四球づつを記録して試合開始午後3時4分、試合終了4時11分で1時間7分であった。
タイガースは勝率6割1分4厘で単独二位に浮上、セネタースが6割9厘で三位、阪急は後楽園の第二試合でジャイアンツを破った名古屋と並んで6割3厘で同率四位となった。
*若林忠志は今季5度目の完封で16勝目をあげる。
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