9月23日 (月) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名古屋 42勝30敗5分 0.583 河村章 村松幸雄
1 0 0 1 0 0 1 0 X 3 ライオン 20勝54敗4分 0.270 近藤久
勝利投手 近藤久 6勝14敗
敗戦投手 河村章 1勝2敗
二塁打 (ラ)前田
勝利打点 玉腰年男 2
村上重夫猛打賞
ライオンは初回、先頭の村上重夫が中前打、センター桝嘉一が転倒後逸する間に村上は三塁に進み、玉腰年男が右前に先制タイムリーを放って1-0とする。
ライオンは4回、二死後鬼頭政一が左前打で出塁、前田諭治が左翼線にタイムリー二塁打を放って2-0とする。
ライオンは7回、二死後広田修三が四球で出塁、近藤久が右翼線にヒット、ライト吉田猪佐喜が後逸する間に広田が還って3-0とする。
ライオンは秋季シリーズから合宿に入っており、内野守備陣が安定して春季、夏季シリーズとは見違えるチームに進化している。
ライオン先発の近藤久は5回、三浦敏一に三塁内野安打、芳賀直一に右前打を許して無死一二塁、しかし木村進一を三振に打ち取り、三浦の三盗をキャッチャー広田が刺して二死一塁、代打岩本章を遊ゴロに打ち取る。7回、二死後芳賀に二打席連続右前打を許し、村松幸雄、岩本連続四球で二死満塁とするが桝嘉一を三ゴロに抑えてピンチを切り抜ける。近藤は4安打5四球5三振で今季4度目の完封、6勝目をあげる。
ライオンではこのところ一番に入っている村上重夫が4打数3安打を記録して秋季シリーズ通算20打数7安打3割5分で打撃ベストテンの五位に付けている。村上は中京商業時代は夏の甲子園三連覇に貢献して昭和6年、7年のセンバツでは外野部門の「優秀選手賞」に選出されている。明大に進学して最上級生の年から四連覇がスタートすることとなる。昭和13年の都市対抗には田村駒で出場して4打数2安打、翌14年の都市対抗は太陽レーヨンで出場して1回戦は3打数1安打、準々決勝も3打数1安打を記録している。右打ちに定評があり、満州リーグからプロ入りして期待に応えられない日々が続いていたが秋季シリーズに入って本領を発揮してきた。
鬼頭数雄は4打数無安打、2試合連続無安打となって今季通算打率を3割1分6厘7毛に落としたが、後楽園の第二試合でも川上哲治が4打数無安打で、川上を5毛抑えて首位打者をキープしている。
*近藤久は今季4度目の完封で6勝目をあげる。
*このところ一番に定着している村上重夫が猛打賞を記録したライオン打線。
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