9月23日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 2 0 0 0 0 1 0 5 南海 21勝52敗5分 0.288 政野岩夫
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 イーグルス 39勝34敗4分 0.534 長谷川重一 中河美芳
勝利投手 政野岩夫 7勝16敗
敗戦投手 長谷川重一 10勝7敗
勝利打点 岩本義行 1
イーグルス守乱により連勝ストップ
南海は初回、先頭の国久松一が遊失に生きて捕逸で二進、木村勉の遊ゴロの間に国久は三進、岩本義行の三塁内野安打がタイムリーとなって1点を先制、吉川義次の右前打で一死一三塁、岡村俊昭の二ゴロ併殺崩れの間に三走岩本が還って2-0とする。
イーグルスは1回裏、先頭の岡田福吉がストレートの四球、岩垣二郎は捕邪飛に倒れるが太田健一が四球を選んで一死一二塁、中河美芳の一ゴロの間に二者進塁して二死二三塁、長谷川重一の右前タイムリーで1-2とする。
南海は3回、木村勉の二ゴロをセカンド岡田が一塁に悪送球して木村は二進、岩本の三ゴロをサード木下政文が失して岩本が二盗に成功し無死二三塁、吉川は三振に倒れて一死二三塁、岡村の捕ゴロの間に三走木村が生還、更に二走岩本も三塁ベースを蹴ってホームに突入して4-0とする。岡村には捕ゴロで2打点が記録された。
イーグルスは4回途中から先発の長谷川に代えて中河美芳をマウンドに送り、中河はスローカーブで7回まで南海打線を無得点に抑える。
南海は8回、先頭の岩本が四球で出塁すると二盗に成功、吉川は遊飛に倒れるが岡村の左前打で一死一三塁、清水秀雄の一ゴロエラーの間に岩本が生還して5-1として試合を決める。
イーグルスの快進撃を止めたのは政野岩夫の下手投げであった。政野は5安打5四球5三振の完投で7勝目をあげる。
イーグルスは内野陣が5失策を記録して自滅した。長谷川重一は4回3分の0を投げて4失点であったが自責点はゼロであった。
*政野岩夫は5安打完投で7勝目をあげる。
*岩本義行が3得点2盗塁、岡村俊昭が3打点を記録した南海打線。
たびたび申し訳ありません、また質問があります。
返信削除この試合、南海の四番吉川捕手は4打数1安打1三振という解釈で
よろしいでしょうか?上の画像を拝見したところ5回の打席はゴロ?でしょうか。
また投手成績でイーグルスの中河投手が5回途中から登板して奪三振1と
なっていますが、誰から奪ったことになっていますか。
吉川義次の成績は4打数1安打1三振です。
削除吉川の5回の打席は「×2」と記録されていますので打球に触れた守備妨害で、触球した地点に最も近かったキャッチャー清家忠太郎に刺殺が記録されたものです。
中河美芳の投手成績は1安打2四球1三振と書かれていますが、これは記入ミスです。私も気がつきませんでした。さすがですね。この試合の南海の三振は3回の吉川の三振だけで、長谷川重一に喫したものです。
このスコアカードは戦後、山内以九士がオリジナルを清書したバージョンです。転記ミスでしょう。
ありがとうございます!「大全集」から、それぞれの選手の各試合の成績を合計していくと
返信削除年度成績と一致するはずなのに合わない箇所がいくつかあり、そのひとつとして
中河投手の奪三振1と吉川捕手の三振1が多すぎるところがあったため、この試合が原因かと
質問させて頂きました。おかげ様で、解決できました!