昭和15年9月15日付け読売新聞は「日本野球聯盟では・・・今秋から日本精神による新体制に向かって邁進することとなったが、13日午後日本橋博文館内の事務所で理事会を開催し革新綱領を発表し併せて綱領に基く新体制の具体化に就て検討を重ねた。」と伝えている。
これによって聯盟は従来目標としてきたフェアプレー或は世界選手権という文字を綱領から消失せしめて日本化への決意を見せた。
・ 制服の文字、球団の旗標識を日本字とし(筆者注:ユニフォームやチームではありません)試合中に於ける選手、審判員、場内放送者も日本語を使用する。
・ 球団の名前を日本化する、但しこれに就いては近く○○する(筆者注:文字が良く見えませんが、近いうちに実行するという意味だと思います)。
・ 審判の判定日本語化は専門委員会で急速に研究実施するが、プレーボールを「試合始め」、タイムを「停止」、ゲームセットを「試合終り」とすることだけは即時に実施する。
・ 引分試合を廃止し必ず再試合をする。
・ 外人選手は絶対禁止、但し既存の者は国籍を得させて日本人とする、なお東亜民族以外の外人は球団に加盟させない。
などが決まった。
スタルヒンは「須田博」と改名することとなる。
当ブログではこれから昭和15年秋季シリーズの模様を実況中継していきますが、球団名(チーム名ではありません(笑))はスコアカードの記載に則って順次日本名に変えていきます。9月28日からタイガースは「阪神」に、10月6日からイーグルスは「黒鷲」、ジャイアンツは「巨人」に、10月26日からセネタースは「翼」に変わります。ライオンは年内は「ライオン」のままで貫きとおします。
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