9月15日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ジャイアンツ 52勝21敗 0.712 澤村栄治
2 0 0 0 0 0 0 1 X 3 名古屋 41勝27敗5分 0.603 松尾幸造 西沢道夫
勝利投手 西沢道夫 14勝6敗
敗戦投手 澤村栄治 7勝1敗
二塁打 (名)桝
勝利打点 吉田猪佐喜 9
桝嘉一、2補殺
ジャイアンツは初回、先頭の呉波が四球で出塁するが水原茂の投ゴロで呉は二封、川上哲治の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー。
名古屋は1回裏、先頭の桝嘉一が右中間にヒット、村瀬一三が四球を選んで無死一二塁、大沢清は三振に倒れるが、吉田猪佐喜が中前にタイムリー、センター呉が後逸する間に一走村瀬も還って2-0とする。
ジャイアンツは2回、先頭の中島治康が左前打で出塁、千葉茂も中前打を放って無死一二塁、名古屋ベンチはここで先発の松尾幸造から西沢道夫にスイッチ、白石敏男は右飛、平山菊二は遊飛、吉原正喜が中前打を放ち二走中島喬が三塁ベースを蹴ってホームを突くが、センター桝からのバックホームにタッチアウト。
ジャイアンツは4回、先頭の中島が中前打で出塁、千葉の三ゴロの間に中島は二進、白石のセンターライナーを桝が好捕、「8-6-4」と渡って中島は帰れず又もダブルプレー。
名古屋は8回、先頭の桝が左中間に二塁打、村瀬が送って一死三塁、大沢の左犠飛で3-0とする。
2回途中からリリーフした西沢道夫は8回3分の0を投げて6安打3四球1三振無失点、名古屋は完封リレーで西沢は14勝目をマークする。
桝嘉一がセンターから2補殺を記録してピンチを救った。
夏季シリーズ終了時点で鬼頭数雄は277打数90安打3割2分4厘9毛、川上哲治は268打数87安打3割2分4厘6毛、3毛差で鬼頭がトップに立っていたが、川上はこの日4打数2安打を記録して3割2分7厘2毛となり5月4日以来約4カ月ぶりに首位打者の座に返り咲いた。いよいよミクロの争いも佳境に入ってきました。
澤村栄治は帰還復帰後初黒星を喫したが、翌日の読売新聞に掲載されている鈴木惣太郎の論評は「澤村は未だ本復したとまでは言えないが随分しっかりして来た、球捌きも鮮やかに曲球もよくなった。」と伝えている。
*澤村栄治は機関復帰後初黒星を喫する。
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