2011年11月26日土曜日

14年 イーグルスvs南海 5回戦


6月20日 (火) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 2 0 0 2 イーグルス 14勝25敗1分 0.359 望月潤一 亀田忠
0 1 1 0 2 0 0 0 X 4 南海      16勝20敗2分 0.444 宮口美吉 平野正太郎


勝利投手 平野正太郎 2勝1敗
敗戦投手 望月潤一     3勝10敗


二塁打 (イ)漆原 (南)中村、吉川、平井

南海、打線のつながりで快勝


 南海は2回、一死後中村金次が左翼線に二塁打、吉川義次が左中間に二塁打で続いて1点を先制する。

 南海は3回、先頭の平井猪三郎が左中間に二塁打、小林悟楼の遊ゴロの間に平井は三進、鶴岡一人が右犠飛を打ち上げて2-0とする。

 南海は5回、先頭の小林が四球で出塁、鶴岡の三ゴロはサード漆原進からセカンド高須清に渡るが高須がこれを逸らして無死二三塁、国久松一が右前に2点タイムリーを放って4-0、続く岡村俊昭が四球を選ぶとイーグルスベンチは先発の望月潤一を下げて亀田忠をリリーフに送る。木下政文のパスボールで一死二三塁とするが中村は三振、吉川は三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 イーグルスは7回、先頭の高須が四球を選んで出塁、中河美芳が左前打、杉田屋守に代わる代打菅利雄が死球を受けて無死満塁、木下の右犠飛で1-4、漆原が左翼線にヒットを放って一死満塁、亀田は三振に倒れて二死満塁、トップに返り太田健一が押出し四球を選んで2-4、しかし山田潔は右飛に倒れてスリーアウトチェンジ。 

 イーグルス8回の攻撃で先頭の寺内一隆が四球で歩くと南海ベンチは先発の宮口美吉から平野正太郎にスイッチ、平野が後続を抑え、9回も1安打に切り抜けて南海が勝利をおさめる。

 イーグルス先発の望月潤一は翌日の読売新聞によると直球のスピードが落ちていたとのことで、亀田忠に代わってエースとなったが使われ過ぎで疲れがたまっているようだ。このところ一番に起用されている太田健一は2打数1安打3四球と好リードオフマンとなっている。しかし本日は二番山田潔が4打数無安打、三番寺内一隆がが3打数無安打、四番高須清が3打数無安打と打線がつながらなかった。

 一方、南海の一番平井猪三郎も5打数3安打の活躍を見せる。二番小林悟楼は4打数1安打1四球でつなぎ、三番鶴岡一人が1打点、四番国久松一が2打点を叩き出しており、打線のつながりが勝敗を分けることとなった。

 南海先発の宮口美吉は7回3分の0を投げて6安打6四球1死球1三振2失点でマウンドを平野正太郎に譲った。4対2とリードした場面でマウンドを降りているので現行ルールでは宮口美吉に勝利投手が記録されて平野正太郎にはセーブが記録されるところであるが、公式記録では平野に勝利投手が記録されている。







          *好リリーフを見せた平野正太郎に勝利投手が記録されている。




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