2011年11月17日木曜日

14年 阪急vsジャイアンツ 5回戦


6月15日 (木) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急       25勝11敗 0.694 高橋敏
2 2 1 0 0 0 0 0 X 5 ジャイアンツ 27勝11敗 0.711 スタルヒン


勝利投手 スタルヒン 18勝6敗
敗戦投手 高橋敏        8勝2敗


二塁打 (ジ)中島、スタルヒン

首位交代


 春季シーズンは80回3分の1を投げて47安打17四球自責点4で8勝1敗(1セーブ=当ブログルールによる)、防御率0.45、WHIP0.73の高橋敏と、156回を投げて15勝5敗、防御率1.33のスタルヒンが先発。25勝10敗、勝率7割1分4厘で首位を走る阪急と26勝11敗、勝率7割3厘でゲーム差無しの二位に付けるジャイアンツとの首位攻防戦は15時50分プレーボール。

 ジャイアンツは初回、先頭の白石敏男が右前打で出塁、水原茂が左前打で続き千葉茂は左飛に倒れて中島治康四球で一死満塁、川上哲治が中前にタイムリーを放って二者を還して2点を先制する。

 ジャイアンツは2回、二死後白石が中前打で出塁、水原の三ゴロをファースト山下実がエラー、千葉の右前打で二死満塁、中島が三塁線を破り二者生還して4-0とする。

 ジャイアンツは3回、先頭のアチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)の遊ゴロをショート田中幸雄がエラー、平山菊二の三ゴロをサード黒田健吾がエラー、二人の名手による連続エラーで無死一二塁、吉原正喜の三塁線バントが内野安打となって無死満塁、スタルヒンの左犠飛で5-0とする。
 ジャイアンツは4回以降は2安打無得点。一方、阪急は苦手とするスタルヒンに牛耳られて初回の黒田の右前打と3回の高橋の中前打の2本だけ、4回以降は無安打に抑えられる。

 阪急は5回だけが唯一のチャンスであった。すなわち、先頭の田中が四球で出塁、日比野武は三振、高橋が四球を選んで一死一二塁、トップに返り西村正夫は三振、フランク山田伝が四球を選んで二死満塁、しかし黒田が三振に倒れてこの回無得点。四球と三振のオンパレードであった。

 スタルヒンは2安打6四球10三振、今季四度目の完封で18勝目をあげる。ジャイアンツは春夏通算で阪急を抜いて首位の座に躍り出る。




          *スタルヒンは今季四度目の完封で18勝目をあげる。








*ジャイアンツが見せた見事な先制攻撃



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