2011年11月15日火曜日

14年 ライオンvsセネタース 5回戦


6月14日 (水) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 2 1 0 3 ライオン    13勝18敗4分 0.419 近藤久
0 0 0 0 0 5 0 0 X 5 セネタース 21勝14敗2分 0.600 金子裕 野口二郎 浅岡三郎 野口二郎


勝利投手 野口二郎 13勝6敗
敗戦投手 近藤久       0勝5敗


二塁打 (ラ)近藤 (セ)佐藤


野口二郎、再リリーフ


 5回まではライオン・近藤久、セネタース・金子裕の両左腕技巧派の好投により両軍無得点。

 ライオンは6回、先頭の水谷則一が一塁に内野安打、鬼頭数雄が右前打で続いて無死一二塁、ここでセネタースベンチは金子をあきらめてファーストの野口二郎をマウンドに送る。玉腰年男の送りバントは投直となり、野口が二塁に送球して水谷は戻れずダブルプレー、西端利郎は四球を選ぶが、井筒研一は遊ゴロに倒れてセネタースの継投策が効を奏す。

 セネタースは6回裏、先頭の森口次郎が四球で出塁、トップに返り苅田の投前送りバントをピッチャー近藤が一塁に悪送球する間に二者進塁して無死二三塁、横沢七郎は一邪飛に倒れるが尾茂田叶がセカンド後方に落ちるにタイムリーを放ち、更にセカンド西端が三塁に悪送球する間に苅田も生還して2-0、佐藤武夫が左越えにタイムリー二塁打を放ち3-0、野口が左前打で続き、柳鶴震が右前にタイムリーを放って4-0、織辺由三も右前にタイムリーで続いてこの回一挙5点をあげる。

 5点のリードで安心したのかセネタースは野口二郎を明日のタイガース戦に備えて休ませるためにファーストに戻してマウンドには浅岡三郎が上る。

 ライオンは7回、先頭の松岡甲二の遊ゴロをショート柳がエラー、近藤の右前打で無死一二塁、トップに返り坪内道則が中前にタイムリーを放って1-5、セネタースは浅岡を引っ込めて再び野口二郎をファーストからマウンドに送る。岡本利之が一塁に内野安打して無死満塁、水谷が中犠飛を打ち上げて2-5、更に捕逸で一死二三塁とするが鬼頭は三振、玉腰は一ゴロに倒れる。

 ライオンは8回、一死後井筒が中前打で出塁、二死後近藤が右中間にタイムリー二塁打を放って3-5とするがトップに返り坪内は右飛に倒れる。9回は野口に三者凡退に抑えられてゲームセットを告げるサイレンが鳴り響く。

 野口二郎は一旦リリーフに出てファーストに戻り再びリリーフに出て勝利投手となった。野口二郎のスーパースターぶりが際立った試合であった。







*野口二郎は6回無死一二塁でリリーフに出て後続を抑え、その裏味方が5点をリードしたところでファーストに回って浅岡三郎がマウンドに上がったが一死も取れずに三人で降板して再び野口二郎がリリーフに立ったものである。スコアブックの記載は野口二郎の二度の登板が合算されて写真のように表記されるので再リリーフしたことが分かりにくい。




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