今節はジャイアンツが4勝1敗、金鯱が3勝1敗、セネタースが3勝1敗、南海が1勝1敗、タイガースが1勝1敗、阪急が1勝1敗、名古屋が1勝3敗、ライオンが0勝2敗、イーグルスが0勝3敗であった。夏季シーズンは勝率2割台が常連の金鯱のロケットスタートで始まった。
週間MVP
投手部門
金鯱 中山正嘉 1
全員五分刈りは人生意気に感じるタイプの中山正嘉にはプラスに作用したようだ。今節2勝1敗、敗れたのは延長10回を投げ抜いたジャイアンツ戦であった。
セネタース 野口二郎 1
今節3勝0敗うち1完封。中京商業の駿才がいよいよ本領を発揮してきた。
打撃部門
金鯱 山本次郎 1
今節14打数5安打3打点。九番打者ながらいいところで打つ。金鯱快進撃の陰の立役者である。
ジャイアンツ 水原茂 1
今節18打数8安打3得点6打点6四球。水原については説明不要でしょう。この頃はサードで二番を打っています。
殊勲賞
阪急 田中幸雄 1
今節8打数4安打。6月10日のライオン戦では、第一打席の二ゴロはセカンド西端利郎が悪送球、第二打席の三塁内野安打はサード中野隆雄が悪送球、第三打席の決勝タイムリーで出塁して二盗を試みればキャッチャー岡本利之が悪送球、第四打席の三前バントはサード中野が悪送球と、神がかり的なラーッキーボーイであった。
敢闘賞
金鯱 野村高義 1
今節15打数6安打。金鯱の三番に定着した。ジャイアンツを出て成功した事例としては畑福俊英に次いで第二号である。
イーグルス 辻信夫 1
6月11日の名古屋戦で初回、桝嘉一の遊ゴロがイレギュラーして顔面に打球を受けたが3打数2安打を記録する。
名古屋 芳賀直一 1
今節16打数7安打4得点4打点の活躍を見せる。
技能賞
ジャイアンツ 川上哲治 2
一塁手兼ピッチャーながら今節18打数10安打6得点6打点。川上の両刀遣いはいつまで続くのやら。
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