2011年11月28日月曜日

14年 ジャイアンツvs南海 6回戦


6月21日 (水) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 3 5 2 2 1 1 0 0  14 ジャイアンツ 30勝12敗      0.714 楠安夫
3 0 0 0 0 2 1 0 0  6   南海            16勝21敗2分 0.432 劉瀬章 宮口美吉 木村勉


勝利投手 楠安夫 1勝0敗
敗戦投手 劉瀬章 3勝4敗


二塁打 (ジ)平山2、白石、中島、川上、三田 (南)国久
三塁打 (ジ)川上3 (南)小林、岡村

川上哲治、猛打炸裂!


 南海は初回、今季初先発となる楠安夫の立ち上がりを攻めて一死後小林悟楼が右中間に三塁打、鶴岡一人四球、国久松一死球で一死満塁、中村金次の右犠飛で1点を先制、鶴岡は三塁に進み国久が二盗を決めて二死二三塁、岡村俊昭の一ゴロをファースト川上哲治がエラーする間に二者が生還して3-0と幸先の良いスタートを切るがこの後ジャイアンツの猛攻を浴びることとなる。

 ジャイアンツは2回、一死後川上が守備の汚名返上の右中間三塁打、アチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)四球、平山菊二の左犠飛で1-3、吉原正喜の右前打で二死一二塁、楠が右前にタイムリーを放って2-3、トップに返り白石敏男が中前に同点タイムリーを放って3-3と振り出しに戻す。

 ジャイアンツは3回、先頭の千葉茂が中前打で出塁、南海ベンチは先発の劉瀬章から宮口美吉にスイッチ、中島治康も中前打、川上が中前にタイムリーを放って4-3と勝ち越し、リベラは左飛に倒れるが平山が左翼線に2点タイムリー二塁打を放って6-3、吉原四球、重盗を決めて楠四球で一死満塁、白石が中越えに二塁打を放って2点を追加して8-3とする。

 ジャイアンツは4回、先頭の中島が中越え二塁打、川上が左越えに二塁打を放ち9-3、リベラは遊ゴロに倒れるが平山が左中間に二塁打を放って10-3とする。

 南海は5回から木村勉がプロ入り初登板となった。

 ジャイアンツは5回、一死後水原茂が四球を選んで出塁、千葉が二遊間に内野安打、中島は遊ゴロに倒れるが川上がこの日2本目の三塁打を中越えに放って12-3とする。更に6回、一死後吉原、楠が連続四球、白石の遊ゴロは「6-4-3」と転送されるがセカンド国久からの一塁送球が悪送球となる間に吉原が還って13-3とする。

 南海は6回裏、先頭の中村が四球で出塁、岡村が中越えに三塁打を放って4-13、吉川義次が左犠飛を打ち上げて5-13とする。

 ジャイアンツは7回、川上のこの日3本目の三塁打と三田政夫の二塁打で1点を追加して14-5とする。

 南海は7回裏、先頭の平井が左前打、小林悟楼の右前打で無死一三塁、鶴岡が右前にタイムリーを放って6-14とする。

 今季初先発となった楠安夫は大量リードに守られて10安打4四球2死球1三振の完投で1勝目をあげる。


 川上哲治が6打数5安打4得点4打点、二塁打1本、三塁打3本。翌日の読売新聞によると6打席目の中飛も好打が野手の正面をついたものとのこと。打撃の神様の豪打伝説には欠かすことのできない試合となった。このところ打撃好調の平山菊二が5打数2安打1得点4打点、二塁打2本の活躍。白石敏男は6打数2安打3打点、二塁打1本の活躍であった。






*川上哲治が6打数5安打4得点4打点、二塁打1本、三塁打3本を記録する。





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