１４年 タイガースvsライオン ５回戦

6月13日 （火） 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 1 3 0 0 0 1 6 タイガース ２０勝１２敗２分 0.625 御園生崇男
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 ライオン    １３勝１７敗４分 0.433 福士勇

勝利投手 御園生崇男 ９勝２敗
敗戦投手 福士勇        ４勝６敗


二塁打　（タ）松広、松木

タイガース4盗塁


　タイガースは初回、一死後伊賀上良平がピッチャー強襲ヒットで出塁するが松木謙治郎の一邪飛に戻れずダブルプレー。伊賀上のアウトは「3-4A」と記録されているので単純な一邪飛に飛び出したとは考えにくく、松木のバントエンドランが一塁ファウルグラウンドへの小フライとなってファースト玉腰年男から一塁ベースカバーに入ったセカンド西端利郎に送球されたものではないか。
ライオンは1回裏、先頭の坪内道則が中前打で出塁、玉腰年男の右前打で無死一三塁、水谷則一の左前タイムリーで1点を先制、鬼頭数雄も左前打を放ち怒涛の四連打で無死満塁、しかしここで御園生崇男が踏ん張って西端の三ゴロで三走玉腰は本封、井筒研一は遊飛、松岡甲二は中飛に倒れてこの回1点止まり。

　タイガースは2回、先頭の門前真佐人が中前打、これを名手坪内が逸らす間に門前は三塁に進み、御園生が右前にタイムリーを放って1-1の同点に追い付く。

　同点打を放って気を良くした御園生崇男は2回～7回を無安打1四球無失点で切り抜ける。

　タイガースは4回、先頭の松木が右前打から二盗に成功、門前が左前にタイムリーを放って2-1と勝ち越す。更に5回、一死後久々にスタメン九番ショートで出場の岡田宗芳が四球で出塁、トップに返り本堂保次が中前打、岡田は三塁に向かいセンター坪内からの送球をかいくぐってセーフ、この間に打者走者の本堂も二塁に進んで一死二三塁、二死後松木が左前に2点タイムリーを放って4-1、松木がこの日2個目の盗塁を決めて二死二塁、門前の遊ゴロをショート松岡がエラーする間に松木が還って5-1とリードを広げる。

　タイガースは9回、一死後本堂が三失に生きるとワイルドピッチで二進、二死後松木の右翼線タイムリーで6-1とする。

　御園生崇男は8回、9回に1安打ずつを許すも無失点で切り抜け、結局6安打1四球5三振の完投と久々に好投を見せて9勝目をあげる。

　ライオンは室井豊、岡本利之の二人のキャッチャーが故障で欠場、岡本一雄がマスクを被ったがタイガースは松木が2個、御園生、ジミー堀尾文人と合計4個の盗塁を決めた。






　　　　　＊久々に好投を見せた御園生崇男は完投で9勝目をあげる。