2014年5月4日日曜日

16年 阪神vs阪急 10回戦


9月23日 (火) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 阪神 28勝32敗 0.467 若林忠志
1 1 0 0 0 0 0 0 X 2 阪急 38勝22敗1分 0.633 笠松実

勝利投手 笠松実       8勝7敗
敗戦投手 若林忠志 12勝12敗

三塁打 (神)田中

勝利打点 なし

猛打賞 (急)中島喬 1


阪急、打点ゼロで逃げ切る

 阪急は初回、先頭の西村正夫が中前打で出塁、フランク山田伝の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー、上田藤夫の三ゴロをサード野口昇がエラー、上田が二盗を決めて二死二塁、ピッチャー若林の二塁牽制がセンターに抜け、これをセンターの森国五郎が後逸する間に上田が還って1点を先制する。翌日の読売新聞によると「二塁走者上田が投手牽制球で命拾いしたときこの球を中堅森が後逸・・・」とのことで、ピッチャーの若林にも二遊間にも失策が記録されていないことからすると、センターの森国五郎が二塁ベースに入ったところに若林が牽制球を投じたが森が後逸した可能性が高い。

 阪急は2回、一死後日比野武が中前打で出塁、森田定雄は四球、伊東甚吉の中前打で一死満塁、笠松実はスクイズを敢行、これをウエストされて三走日比野は三本間に挟まれるがサード野口からの送球をキャッチャー田中義雄が落球する間に日比野が生還して2-0とする。

 若林は3回以降7安打を許すが無得点に抑える。

 阪神は5回、先頭の森が汚名挽回の中前打で出塁、トップに返り松木謙治郎は捕邪飛、宮崎も捕邪飛に倒れて二死一塁、田中も汚名返上の三塁打を放って1-2とする。


 阪神はタイムリーエラーを犯した二人のヒットで1点を返したが、毎回走者を出しながら14残塁の拙攻で追い付けず阪急が逃げ切る。

 笠松実は10安打5四球1死球3三振1失点、毎回走者を背負いながら完投で8勝目をあげる。

 若林忠志も8回を完投して10安打2四球1三振2失点、自責点はゼロであった。当然阪急の打点もゼロであった。




*笠松実は10安打5四球1死球で毎回走者を背負いながら、阪神の拙攻に助けられて完投で8勝目をあげる。







 

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