2014年5月3日土曜日

16年 大洋vs南海 10回戦


9月23日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 3 0 0 0 0 0 0 0  3 大洋 37勝23敗1分 0.617 野口二郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 南海 26勝34敗 0.433 長谷川善三 川崎徳次

勝利投手 野口二郎   19勝7敗
敗戦投手 長谷川善三 0勝2敗

二塁打 (大)苅田

勝利打点 苅田久徳 4

猛打賞 (大)苅田久徳 2


フライアウト16個

 大洋は2回、先頭の石井豊が中前打で出塁、村松長太郎の三ゴロをサード安井鍵太郎がエラー、本日七番に入った苅田久徳が左翼線に二塁打を放って1点を先制、佐藤武夫は遊ゴロに倒れるが織辺由三がストレートの四球を選んで一死満塁、トップに返り中村信一もストレートの押出し四球を選んで2-0、森田実は二飛に倒れるが濃人渉も押出し四球を選び3-0とする。

 南海先発の長谷川善三は3回も石井、村松に連続四球を与えて降板、二番手の川崎徳次は以降の7イニングを4安打3四球6三振で無失点に抑える好投を見せた。

 野口二郎は5安打2四球5三振で今季8度目の完封、19勝目をあげる。1、2、3、5、8回と先頭打者を出しながら要所を締めるピッチングであった。南海が送りバントを使ったのは初回の一度だけでした。もちろん、スコアカードだけではバントでファウルがあったかどうかまでは分かりませんが。


 野口が奪った27個のアウトの中身を分析すると、三振で5個、ゲッツーで2個、送りバントで1個、普通の内野ゴロは2個、サードライナーが1個、守備妨害が1個で、残る16個がフライアウトであった。投飛が1個、二飛が1個、左飛が3個、中飛が7個、右飛が3個である。野口の球質はキレが良く伸びているということでしょう。


 このところゲームに出たり出なかったりが続く苅田久徳がこの日は七番セカンドで出場して勝利打点と猛打賞を記録する活躍を見せた。苅田の自伝「天才内野手の誕生」によると、この頃は合併チームに付き物の不協和音が生じており、今季限りで苅田は監督を辞すこととなり、翌17年シーズン終盤には大和(黒鷲からチーム名を変更)に移籍することとなる。








*野口二郎は南海打線を5安打に抑えて今季8度目の完封、19勝目をあげる。















*補殺は5個だけの大洋守備陣。センターの森田実は刺殺を7個記録、すなわちセンターフライを7回捕球しましたが、これには歴史的秘話がありますので後ほど特集させていただきます。













 

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