2014年5月12日月曜日

16年 巨人vs黒鷲 10回戦


9月29日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 0 1 1 2 5 巨人 47勝16敗2分 0.746 広瀬習一
1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 黒鷲 21勝42敗 0.333 石原繁三

勝利投手 広瀬習一 3勝0敗
敗戦投手 石原繁三 2勝7敗

二塁打 (巨)川上、水原、千葉 (黒)中河
三塁打 (黒)谷

勝利打点 広瀬習一 1

猛打賞 (巨)白石敏男 5、水原茂 5、千葉茂 3


広瀬習一、完投勝利と決勝打

 黒鷲は一番ショートに宗宮房之助を起用。宗宮は3年間のプロ生活で唯一のスタメントップバッターとなった。

 一方、巨人は千葉茂をセンターに配してセカンドに坂本茂を起用、坂本はプロ入り初スタメンとなった。巨人は澤村栄治と共に筒井修にも赤紙が来て坂本茂の成長は必須となる。


 黒鷲は初回、二死後富松信彦が中前打から二盗に成功、中河美芳の左前打で二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて1点を先制する。

 黒鷲は2回、先頭の菅利雄が右翼線ヒットで出塁、谷義夫が右中間に三塁打を放って2-0とする。この三塁打を追ったセンター千葉の動きが悪かったようで巨人ベンチは坂本を下げて千葉をセカンドに回しセンターに呉波を入れる。この措置が効を奏したようで清家忠太郎は浅い右飛、石原繁三は一直、宗宮は右飛に倒れる。

 巨人は3回、一死後白石敏男が中前打、水原茂も中前打で続き、千葉のピッチャー強襲ヒットで一死満塁、川上哲治の右犠飛で1-2とする。

 巨人は7回、先頭の白石が二遊間に内野安打、水原の左中間二塁打で白石が還り2-2の同点に追い付く。

 巨人は8回、先頭の楠安夫が四球で出塁、平山菊二が送って一死二塁、呉の二ゴロの間に楠は三進、広瀬習一が右翼線にタイムリーを放って3-2と逆転に成功する。

 巨人は9回、先頭の千葉が中越えに二塁打、川上は四球、中島治康の右前打で無死満塁、楠の遊ゴロで三走千葉は本封、平山の中前タイムリーで4-2、呉の二ゴロの間に中島が還って5-2として試合を決める。


 翌日の読売新聞によると立ち上がりの広瀬は球が高めに浮いて打たれたが、徐々に低めに決まるようになったそのこと。広瀬習一は7安打無四球1三振の完投で無傷の3勝目をあげる。打っても決勝タイムリーを放って勝利打点を記録した。







*広瀬習一は尻上がりに調子を上げて無傷の3連勝を飾る。














*8回に広瀬が決勝打を放った場面。


























 

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