10月2日 (木) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 朝日 21勝43敗 0.328 山本秀雄
0 0 0 0 0 3 0 2 X 5 巨人 48勝16敗2分 0.750 中尾輝三
勝利投手 中尾輝三 18勝7敗
敗戦投手 山本秀雄 5勝14敗
二塁打 (巨)楠、呉
勝利打点 楠安夫 1
中尾輝三、1安打完封
5回まで朝日は岩田次男の右前打1本、巨人は川上哲治の左前打2本で両軍無得点。朝日先発の山本秀雄、巨人先発の中尾輝三が流し打たれたヒットだけに抑える好投を続ける。
巨人は6回、先頭の水原茂が四球を選んで出塁、千葉茂は三振に倒れるが川上が四球で一死一二塁、中島治康の遊ゴロで川上が二封されて二死一三塁、楠安夫が右中間に走者一掃の二塁打を放って2点を先制、平山菊二は四球、呉波が左前にタイムリーを放って3-0とする。
巨人は8回、一死後平山が中前打から二盗に成功、呉が右中間に二塁打を放って4-0、中尾もピッチャー強襲ヒット、バックアップのセカンド戸川信夫がエラーする隙に三塁に達していた二走呉がホームに還って5-0とする。
中尾輝三は3回以降を無安打ピッチング、結局1安打5四球10三振で今季6度目の完封、18勝目をあげる。
中尾はこれまで2回ノーヒットノーランをやっているが、1回目の昭和14年11月3日セネタース12回戦は10四球6三振、2回目の昭和16年7月16日名古屋6回戦は7四球1死球5三振。本日は1安打を打たれたものの5四球10三振ということで、中尾輝三の投手人生では最高の投球内容であったかもしれない。
*中尾輝三はプロ野球生活最高の投球内容で1安打完封、今季18勝目をあげる。
*中尾に1安打に抑え込まれた朝日打線。
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