筆者が兄弟ブログ「ルーミンのたてがみ」に書いた「ハープスターの負け方」を転載します。
当ブログは昨日、
「負けるとしたら距離の壁、600メートルを全速で走る能力はNo1ですが、1600mのレースでは600m走るまでに1000mで済むところ、2400mを走るには1800mかかります。果たして桜花賞と同じ脚が使えるのか。
筆者はどうしても1991年のオークスを思い起こしてしまいます。あの時も桜花賞を快勝したシスタートウショウが断然の人気となりましたが、勝ったのはイソノルーブルでシスタートウショウは直線怒涛の追い込みを見せましたが届かず2着でした。イソノルーブルの再現を期待できる馬はバウンスシャッセであると考えています。ハープスターと追い比べになれば勝てる馬はいませんが、早めに抜け出して末脚が確りしているタイプが追い込み馬を封じ込むと見ます。「逃げて差す」イソノルーブルがそんなタイプだったのです。」
と書かせていただきました。
結果は、早目に抜け出したのが三着のバウンスシャッセではなくヌーヴォレコルトであったというだけで、ハープスターの負け方を的確にお伝えすることができました。
陣営はハープスターが負ける覚悟があったと思います。「負けるとしたら距離」、「体型はマイラータイプ」という松田博調教師のコメントは何回も各種マスコミを通じて伝わっていました。しかし、ハープスターが勝つという結論を前提とした各種マスコミは松田博調教師の苦渋のコメントを無視して「ハープスターが勝つんだぁ~」と絶叫していました。
それに輪をかけたのが“競馬評論家”と称する輩です。スポニチ本紙予想は「初の芝2400でも力が違う」、「匠の視点」は「『どんな勝ち方をするか』この一点」と煽っていましたが、哀れなのはこのような競馬評論家どもの予想を信じた罪もない善意のファンの方々です。
馬券歴38年「さすらいの馬券師」筆者にとって本日のオークスは39回目のオークスです。現在“競馬評論家”と称する輩の中で、筆者程のキャリアを持っている人は果たして何%を占めるのでしょうか。筆者の良く当たる予想では、10%に満たないと読んでいます。ハープスターの負け方をこれ程までに的確に事前予想した競馬評論家と称する方はいらっしゃいましたでしょうか?
馬券はハズしましたが、こういうハズレ方は気分がいいので今夜の酒は旨い。「もう呑んでいるのか~」と突っ込まれそうですが、オークスの前に近所を5キロほどジョギングしてきましたので免責されます(笑)。=更新時刻18:00(筆者注)
*以上、転載終わり
http://luminn.blogspot.jp/2014/05/blog-post_2345.html
池江泰郎元調教師「匠の視点」の予想は書くまでもなく本命は一番人気のハープスター、対抗が二番人気のヌーヴォレコルトでした。予想を馬連にしておけば当たっていたものを敢えて馬単にしてハズしています(笑)。しかもご丁寧に見出しには臆面もなく「『どんな勝ち方をするか』この一点」として買い煽っていました。これだけの人気を背負えば馬単と馬連のオッズはそう変わりません。馬単にするメリットは人気薄が勝った時にあるので、人気馬から買うときは馬連にするのが常識です。この程度の常識は理解してから「匠の視点」を名乗ってくださいね。
上記筆者の前日予想の通り、松田博調教師の苦渋のコメントからも分かるように、陣営は負けを覚悟していました。しかし、ハープスターが出走しなければ馬券が売れないのは必定であり、距離不向きを承知の上で出走させざるをえなかったのです。それに輪をかける“競馬評論家”を標榜する日和見どもの罪は重いと断罪できます。
三連複を少し的中させましたがこんなものは的中とは認定しませんので本日の勝負は引分けとします。「ハープスターの負け方」を的確に示唆した筆者と、「『どんな勝ち方をするか』この一点」と買い煽るだけの「匠の視点」と、どちらが正しい予想であったかの判断は、読者の方々に委ねます。
*対戦成績 「さすらいの馬券師」2勝vs「匠の視点」0勝 3分け
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