2014年5月11日日曜日

16年 阪神vs南海 9回戦


9月28日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 阪神 29勝33敗 0.468 若林忠志
0 0 0 0 0 0 0 3 X  3 南海 27勝35敗 0.435 神田武夫

勝利投手 神田武夫 17勝11敗
敗戦投手 若林忠志 12勝13敗

二塁打 (南)柳

勝利打点 柳鶴震 1


阪神打線、凡飛球の山

 阪神先発・若林忠志の技巧と南海先発・神田武夫の快速球の投げ合いで8回表まで両軍無得点。

 南海は8回、先頭の木村勉が中前打で出塁、前田貞行が三前に送りバントを決めて一死二塁、木村が三盗に成功、神田が四球を選んで一死一三塁、柳鶴震が右中間に均衡を破る二塁打を放って1点を先制、トップに返り国久松一が左前にタイムリーを放ち2-0、安井鍵太郎が四球を選んで一死満塁、岩本義行の中犠飛で3-0として試合を決める。


 神田武夫は宮崎剛に左前打を2本、森国五郎に中前打を1本許しただけで3安打3四球1三振、今季4度目の完封で17勝目をあげる。翌日の読売新聞には「得意の速球で阪神打者の手許深く抉り込んで振り遅れさせ殆ど打球の大部分を凡飛球に討取った神田の力投」と書かれている。

 神田が奪ったアウト27個の内訳は三振が1個、送りバントが2個、内野ゴロが8個でフライアウトが16個であった。

 16個のフライアウトの内容が凄い。捕邪飛が3個、一邪飛が1個、二飛が2個、三飛が3個、外野飛球が7個と大半が内野への凡フライである。9個の内野飛球にはバントシチュエーションでのものは含まれていないので送りバント失敗ではなく、全て神田の快速球に押されたものであった。




*神田武夫は阪神打線を3安打に抑えて今季4度目の完封、17勝目をマークする。








*神田武夫の快速球に押されて凡飛の山を築いた阪神打線。









 

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