2012年4月17日火曜日

当てただけ


 本日の青木のレフトライナーをどう思いますか。

 NHKのスポーツニュースは「鋭い当り」と伝えていますが、あんな当てただけのバッティングのどこが鋭いのでしょうか?

 私事で大変恐縮ですが、大学3年の秋季リーグ戦(東京六大学準硬式リーグ戦です)開幕の早稲田戦第一打席(準硬は早慶戦が最終週ではありません)、早稲田のサイドハンドのエースのスライダーにバットを合わせて左中間にライナーを打ちましたがレフトに捕られました。見ようによってはいい当りにも見えたかもしれませんがバッティングとしてはタイミングを外されてバットの中心線でとらえただけの満足いかないものです。早稲田の野手から「当てただけ~~」という声が聞こえました。
 第二打席は内角シュートをレフト線に二塁打、我ながら左肘を巧くたたんで芯でとらえた快心の当りでした。二塁ベース上で早稲田の二塁手から「ナイスバッチ」と声をかけられグラブでお尻を叩かれました。


 青木のレフトライナーがタイミングを外されての当てただけのバッティングであることは見る人が見れば分かる話です。あれを公共放送が「鋭い当り」と伝えるのはいかがなものでしょうか。もっと情けないのは青木の「内容は悪くなかった」とのコメントです。もちろん青木は「タイミングを外されながら良く粘ってバットの中心線で捕えることができた」事を言っている訳ですが、「内容は悪くなかった」の部分だけを放映すれば青木があのバッティングに満足しているかのような誤解を生ぜしめるだけです。早稲田の二塁手のように、それがどんなレベルであっても、本当に内容のいいバッティングかを見抜く目を養ってほしいものです。



0 件のコメント:

コメントを投稿