10月11日 (水) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 2 0 0 1 4 イーグルス 22勝57敗1分 0.278 望月潤一
1 1 5 5 2 0 0 1 X 15 ジャイアンツ 59勝20敗2分 0.747 スタルヒン 中尾輝三
勝利投手 スタルヒン 37勝12敗
敗戦投手 望月潤一 4勝23敗
セーブ 中尾輝三 1
二塁打 (イ)寺内 (ジ)リベラ、スタルヒン、千葉
三塁打 (ジ)中島、リベラ
本塁打 (ジ)リベラ 4号、吉原 1号
リベラ3本の長打で6打点
ジャイアンツは初回、一死後水原茂の遊ゴロをショート山田潔がエラー、二死後中島治康のセンター右奥への三塁打で1点を先制する。
ジャイアンツは2回、先頭のアチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)が右中間に二塁打、平山菊二の二ゴロの間にリベラは三進、吉原正喜の三ゴロをサード木下政文がエラーする間にリベラが還って2-0とする。
ジャイアンツは3回、先頭の水原が四球で出塁、千葉茂の二ゴロをセカンド古川正男がエラー、中島が三遊間を破るが水原は三塁を回ったところでストップ、しかし“猛牛”千葉は二塁を蹴って三塁に突進、三塁ベースに水原と千葉が雪隠詰めになってキャッチャー伏見五郎が千葉にタッチ、「7-1-4-2」で千葉がタッチアウトとなる間に中島は二塁に進んで一死二三塁、川上哲治は一ゴロに倒れて二死二三塁、ここでリベラが左翼スタンドに第4号スリーランホームランを叩き込んで5-0、更に平山が左前打から二盗に成功、吉原が四球を選んで二死一二塁、スタルヒンが中越えに二塁打を放って二者を迎え入れて7-0とする。
ジャイアンツは4回、先頭の水原が四球で出塁、千葉茂の二ゴロをセカンド古川がエラーと3回と全く同じパターンで無死一二塁、中島の遊ゴロで千葉は二封、川上は浅い左飛に倒れて二死一三塁、ここでリベラが3打席連続の長打となる右中間三塁打を放って9-0、平山の中前タイムリーで10-0、吉原がレフトスタンドにン今季初ホーマーを12-0とする。
4回までスタルヒンの前に無安打に抑えられてきたイーグルスは5回、一死後古川がピッチャー強襲ヒットで出塁、望月潤一が四球を選んで一死一二塁、伏見は三振に倒れるが山田が右翼線にタイムリーを放って1-12とする。
ジャイアンツは5回裏、一死後水原の遊ゴロをショート山田がエラー、千葉が右中間にタイムリー二塁打を放って13-1、パスボールで千葉は三進、中島の三塁内野安打で14-1とする。
ジャイアンツは5回でスタルヒンが余裕の降板、6回から中尾輝三がマウンドに上る。
イーグルスは6回、先頭の太田健一が四球で出塁、一死後寺内一隆が左中間にタイムリー二塁打を放って2-14、二死後5回から古川に代わってセカンドに入っている杉田屋守が左前にタイムリーを放って3-14とする。
ジャイアンツは8回、先頭の千葉が四球で出塁、中島が左翼線にヒット、川上の右飛で千葉は三進、リベラの左犠飛で15-3とする。
イーグルスは9回、先頭の杉田屋が四球で出塁、二死後杉田屋は二盗に成功、トップに返り岩垣二郎の右前タイムリーで4-15とするがここまで。
5回で降板したスタルヒンが37勝目をあげる。一方、望月潤一は15失点ながら8回を完投する。
アチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)が4打数3安打3得点6打点1犠打、二塁打・三塁打・本塁打各1本の準サイクルを記録した。中島治康は5打数4安打2得点2打点、中島はこの2試合で9打数7安打、打率を3割2分8厘から3割8分8厘に上げて皆川定之を抜いて秋季シリーズ首位打者に躍り出た。
一方、18点、15点を取ったこの2試合で水原茂は6打数0安打、4打数0安打。川上哲治は本日は5打数無安打、翌日の読売新聞は「川上がこの秋期待に反してスランプに陥っている。・・・彼はこの日も無安打に終った、而も興味のあるのは彼が5度目の打席に立つ前『5本のなしか?』と密かに独語していた事で彼がじれ抜いている結果は“自信”を失うということになっているのだ・・・」と書いている。
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