2012年4月14日土曜日

14年 南海vsタイガース 12回戦


10月7日 (土) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 3 3 0 0 7 南海      34勝44敗4分 0.436 宮口美吉 平野正太郎
1 2 1 0 0 0 0 0 0 4 タイガース 53勝25敗2分 0.679 木下勇 西村幸生 三輪八郎


勝利投手 平野正太郎 3勝3敗
敗戦投手 西村幸生  11勝8敗


二塁打 (南)平井、国久 (タ)伊賀上
三塁打 (タ)門前

平野正太郎好リリーフ


 タイガースは試合前のシートノック中に松木謙治郎が故障。スタメン発表では一番(四)本堂保次、二番(三)松木謙治郎となっているが1回の守備から岡田宗芳がセカンドに入り本堂がファーストに回った。

 南海は初回、先頭の平井猪三郎が右中間に二塁打、岡村俊昭の中前タイムリーで1点を先制する。

 タイガースは1回裏、一死後急遽出場となった岡田が左前打を放って出塁、ジミー堀尾文人は捕邪飛に倒れるが門前真佐人が右中間に三塁打を放って1-1の同点とする。

 タイガースは2回、先頭の皆川定之が右前打で出塁、伊賀上良平が左越えにタイムリー二塁打を放って2-1と逆転に成功、山根実、木下勇は連続中飛に倒れるが本堂、岡田が連続四球を選んで二死満塁、堀尾の左翼線タイムリーで3-1とする。

 タイガースは3回、先頭の景浦将が左前打で出塁、皆川の三ゴロの間に景浦は二進、伊賀上が中前にタイムリーを放って4-1として9月23日の11回戦で4安打完封された宮口美吉をKOする。南海ベンチは平野正太郎をリリーフに送り山根が遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海打線はタイガース先発木下勇の下手からの軟投に苦しめられて2回~4回は三者凡退。5回一死後中田道信が左前打を放つが後続なく無得点。

 タイガースは4回、一死後本堂が内野安打から二盗を決めるが後続なし。5回、先頭の門前が左前打で出塁、景浦が四球を選び、皆川の二ゴロで景浦が二封されて伊賀上が四球を選んで一死満塁、しかし山根は三振、木下は遊直に倒れてスリーアウトチェンジ。絶好の追加点を逃しただけでなく、これで試合の流れが一変してしまった。

 南海は6回、平井、岡村が連続四球を選んで無死一二塁、鶴岡一人の遊ゴロで岡村が二封されて一死一三塁、吉川義次が左前にタイムリーを放って2-4、国久松一が左中間に二塁打を放って3-4としてなお一死二三塁、タイガースベンチはここで木下から西村幸生にスイッチする。小林悟楼が四球を選んで一死満塁、ここで中田がスクイズを決めて4-4の同点に追い付く。

 南海は7回、先頭の上田良夫が四球を選んで出塁、トップに返り平井が中前打を放って無死一二塁、岡村の投ゴロをピッチャー西村が三塁に悪送球する間に上田が還って5-4と逆転してなお無死二三塁、鶴岡の中前タイムリーで6-4、吉川は浅い左飛に倒れるが国久の二ゴロの間に三走岡村が還って7-4とする。

 平野正太郎は6回3分の2を投げて3安打2四球1三振無失点の好投で3勝目をあげる。


 5回に一死満塁のチャンスを逃して勝利の女神にそっぽを向かれたタイガースは首位ジャイアンツに4.5ゲーム差を付けられてジャイアンツが優勝に向けて大きく前進することとなった。阪急もライオンに敗れて二位タイガースから1.5ゲーム差、首位ジャイアンツとは6ゲーム差となって優勝争いから大きく後退した。ペナントレースの行方を大きく左右する一日であった。






            *好リリーフを見せた平野正太郎が3勝目をマークする。



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