2012年4月21日土曜日

14年 ジャイアンツvsタイガース 10回戦


10月15日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 1 0 0 0 2  3 ジャイアンツ 60勝21敗2分 0.741 中尾輝三 スタルヒン
0 2 0 2 3 0 0 2 X  9 タイガース    56勝25敗2分 0.691 若林忠志


勝利投手 若林忠志  23勝5敗
敗戦投手 スタルヒン 37勝13敗


二塁打 (ジ)呉 (タ)門前、景浦
三塁打 (タ)富松

本塁打 (タ)岡田 1号、門前 4号


首の皮一枚
 
 タイガースは2回、先頭の門前真佐人がセンター左奥に二塁打、伊賀上良平の遊ゴロに門前が飛び出し「6-5-4」と渡ってタッチアウト、富松信彦は右飛に倒れて二死一塁、岡田宗芳が左翼スタンドに第1号先制ツーランを叩き込んで2-0とする。


 ジャイアンツは3回から先発の中尾輝三に代わってスタルヒンがマウンドに上る。


 タイガースは4回、先頭の景浦将が四球を選んで出塁、門前がレフトスタンドに2試合連続の第4号ツーランを叩き込んで4-0とする。


 ジャイアンツは5回、先頭のアチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)が四球で出塁、平山菊二は遊飛に倒れ、吉原正喜の遊ゴロでランナーが入れ替わり、スタルヒンの中前打で二死一二塁、トップに返り白石敏男が中前にタイムリーを放って1-4とする。


 タイガースは5回裏、若林忠志が右翼線にヒット、皆川定之が左翼線にヒットを放って無死一二塁、トップに返り本堂保次は三振に倒れるがジミー堀尾文人が中前にタイムリーを放って5-1、景浦が左翼線に2点タイムリー二塁打を放って7-1とリードを広げる。


 タイガースは8回、一死後門前が四球を選んで出塁、伊賀上の三ゴロでランナーが入れ替わり、富松が右中間に三塁打を放って8-1、岡田四球後、若林がセンター右にタイムリーを放って9-1とする。


 ジャイアンツは9回、先頭の平山が中前打で出塁、一死後スタルヒンに代わる代打呉波が左翼線にタイムリー二塁打を放って2-9、白石の一ゴロの間に呉は三進、本日も4打数無安打と元気がない水原茂に代わる代打楠安夫が四球を選んで二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて3-9とするがここまで。


 若林忠志は9安打を許しながら2四球1三振の完投で23勝目をあげる。ここまで3試合連続二けた得点のジャイアンツ打線を抑えた要因は打線を切ったことにある。ジャイアンツ打線は9安打を放ったが二番水原茂、四番中島治康、八番吉原正喜が無安打で打線がつながらなかった。というより、若林が打線をつなげなかったと見た方が適切であろう。若林は南海戦では鶴岡一人を徹底マークしているがこの日は偶数打順を徹底マークしたようだ。


 ジャイアンツに5ゲーム差を付けられていたタイガースは今日負ければ終戦となるところであったが4ゲーム差に詰めて首の皮一枚残った。

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