2012年4月30日月曜日

14年 ジャイアンツvsライオン 12回戦


10月21日 (土) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 ジャイアンツ 60勝23敗3分 0.723 楠安夫 スタルヒン
2 1 0 0 1 0 0 0 X  4 ライオン       31勝51敗5分 0.378 近藤久


勝利投手 近藤久 3勝11敗
敗戦投手 楠安夫 6勝2敗


二塁打 (ジ)中島 (ラ)鬼頭、近藤


近藤久7安打完封
 
 ライオンは初回、先頭の水谷則一が四球を選んで出塁、坪内道則が送って一死二塁、鬼頭数雄が左中間に二塁打を放って1点を先制する。鬼頭が三盗を決めて一死三塁、室井豊は三振に倒れるが岡本利之の遊ゴロをショート白石敏男がエラーする間に鬼頭が還って2-0とする。


 ライオンは2回、先頭の西端利郎の三ゴロをサード水原茂がエラー、山本尚敏が送って近藤久の二ゴロの間に西端は三進、トップに返り水谷の中飛を今度はアチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)が落球して西端が還り3-0とリードを広げる。


 ジャイアンツは3回から先発の楠安夫に代えてスタルヒンが登板する。


 ライオンは5回、先頭の近藤が右中間に二塁打、水谷は左飛に倒れて一死二塁、坪内の記録は投前送りバントなので当然セーフティバントを試みたものでしょう。二死三塁となって鬼頭が左前にタイムリーを放ち4-0とする。


 ジャイアンツは初回、先頭の白石敏男が四球で出塁するが水原の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー、千葉茂が四球を選び中島治康は三塁への内野安打、川上哲治も四球を選んで二死満塁とするがリベラは三振に倒れる。2回も一死後吉原正喜が四球を選び楠の右前打で一死一二塁とするが白石は一邪飛、水原は遊飛に倒れる。3回は千葉、中島、川上のクリーンナップトリオが中飛、右飛、中飛に終わる。4回は先頭のリベラが中前打で出塁、二死後スタルヒンが四球を選んで一二塁とするが白石は二ゴロに倒れる。


 5回は二死後中島が中前打から二盗を決めるが川上は二ゴロ。5回は二死後吉原の四球とスタルヒンの右前打で一二塁とするが白石は中飛。6回も二死後中島が右中間に二塁打を放つが川上は左飛に倒れる。8回は一死後平山菊二が左前打を放つが後続なく、9回も二死後千葉が四球で出塁するが最後は中島が中飛に倒れてゲームセット。


 近藤久は7安打7四球4三振、10月6日の南海戦以来今季2度目の完封で3勝目をあげる。


 ライオンは鬼頭数雄が4打数3安打1得点2打点で攻撃の中心となった。一方、ジャイアンツも中島治康が5打数3安打2盗塁であったが前後が全く打てずに孤立した。


 ジャイアンツは10月8日のセネタース戦で18得点、11日のイーグルス戦で15得点、14日のライオン戦で19得点と三試合連続で二けた得点ををあげたが15日のタイガース戦で若林忠志の打線を切るピッチングにしてやられて以来打線のつながりが見られず、これで1引分を挟んで3連敗となった。7安打7四球1失策で15人の走者を出したが先頭打者が出たのは1回と4回だけで13残塁を記録した。前日の望月潤一、本日の近藤久と連日左腕投手に完封負けを喫した。望月と近藤は11日と14日の大量失点ゲームの敗戦投手であったが見事雪辱を果たした。



                 *近藤久は7安打完封で3勝目をあげる。

0 件のコメント:

コメントを投稿