10月4日 (水) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 33勝43敗4分 0.434 劉瀬章 宮口美吉
0 0 2 0 0 0 0 0 X 2 名古屋 31勝47敗3分 0.397 繁里栄
勝利投手 繁里栄 12勝15敗
敗戦投手 劉瀬章 7勝11敗
二塁打 (名)石田、中村
南海キラー
名古屋は今季ここまで対南海戦6勝1敗の「南海キラー」繁里栄が先発。4月23日の堺大浜球場ではプロ野球史上唯一となるダブルヘッダー2試合連続完投勝利(うち1つは完封)もやっている。
名古屋は3回、先頭の芳賀直一の二ゴロをセカンド国久松一がエラー、しかし繁里の三ゴロは「5-4-3」と渡ってゲッツー、チャンスは潰えたかに見えたが村瀬一三がセンター右にヒット、二盗を決めて二死二塁、更に三盗を決めてキャッチャー中田道信の悪送球の間にホームインして1点を先制する。更に桝嘉一が四球に歩き、石田政良のタイムリー左越え二塁打で2-0とする。
南海打線は苦手とする繁里が打てず、2回は国久の内野安打が出るが無得点。3回、中田が三塁内野安打で出塁、劉瀬章の三ゴロでランナーが入れ替わり、平井猪三郎の遊ゴロで再度ランナーが入れ替わり二死一塁、小林悟楼の左翼線ヒットで平井は三塁に進み二死一三塁、ここでダブルスチールを試みるがキャッチャー三浦敏一からの送球は「2-4-2」と渡って重盗失敗。7回は一死後吉川義次が右前打を放つが後続なく無得点に終わる。
繁里栄は4安打4四球3三振の完封で1勝目をあげる。繁里は今季3度目の完封となるがその内2つは南海戦のものである。
繁里栄は文武両道で名高い佐伯中学(現・大分県立佐伯鶴城高等学校)の出身。戦後は母校のコーチもつとめている。佐伯鶴城高校からプロに進んだのは阿南準郎、大石弥太郎、野村謙二郎、廣瀬純など広島の選手が多い。大石は阪急からの移籍ですが。野球以外では「チンコロ姐ちゃん」の富永一朗がいるがキャノンの御手洗一族が代表でしょう。70年代前半に東大野球部のエースとして活躍した御手洗健治・現東京大学野球部監督は関係ないようです。
*繁里栄は4安打完封で12勝目をあげる。今季南海戦7勝目となる。
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