2012年4月10日火曜日

14年 ライオンvs南海 11回戦


10月6日 (金) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 2  2 ライオン 26勝50敗5分 0.342 近藤久
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 南海      33勝44敗4分 0.429 政野岩夫


勝利投手 近藤久       2勝10敗
敗戦投手 政野岩夫 15勝16敗


二塁打 (ラ)鬼頭 (南)鶴岡、上田

近藤久復活!今季初完封


 南海先発の政野岩夫は4回までに5四球を与えるが無失点で切り抜ける。ライオンは8回までヒットこそ近藤久の2本だけであったが5四球1死球に相手エラー4個とランナーは出すが無得点。

 ライオン先発の近藤久は今季最高のピッチングで8回まで南海打線を4安打無失点に抑え込む。
 ライオンは9回、先頭の山本尚敏が四球を選んで出塁、近藤が送りバントを決めて一死二塁、トップに返り水谷則一は三飛に倒れ、坪内道則が四球を選んで二死一二塁、ここで鬼頭数雄が右中間に決勝の2点タイムリー二塁打を放って2-0とする。

 南海は9回裏、先頭の鶴岡一人が三塁に内野安打、吉川義次は三邪飛に倒れて一死一塁、国久松一に代わる代打中村金次の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー、ゲームセットを告げるサイレンが高々と鳴り響く。


 近藤久は5安打2四球4三振、今季初完封で2勝目をあげる。3回の二死満塁で鶴岡を抑えた場面を翌日の読売新聞は「鶴岡に1ボールを与えた近藤は直球とカーブの混用で2-1とカウントを回復した最後にアウト・シュートのボールと覚しき球で投ゴロに討取った手際は真に見事なもので南海はこれで勝利の望みを失ったものといえる。」と伝えている。この「アウト・シュート」こそが当ブログで再三お伝えしてきた「ナチュラル・チェンジアップ」である。







                   *近藤久は復活の今季初完封。





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