当ブログはこれまでナショナル・リーグMVPをアトランタ・ブレーブスのクローザー、クレイグ・キンブレルと主張してきました。本日付で、ピッツバーグ・パイレーツのアンドルー・マカッチェンに変更させていただきます。この措置に伴い、ナ・リーグのサイ・ヤング賞候補をクレイトン・カーショウからクレイグ・キンブレルに変更させていただきますのでご了承ください。
PNCパークではMVPムードが盛り上がってきました。12日のカブス戦7回、マカッチェンが魅せたダイビングキャッチに球場全体から「MVPコール」が沸き起こっています。当ブログのMVP予想ではあまり数字は重視していません。ムードを重視します。マカッチェンは9月13日現在537打数(十八位)176安打(二位)90得点(五位タイ)79打点(十三位)27盗塁(六位)、打率3割2分8厘(三位)、OPS0.928(四位)なのでタイトル争いには無縁です。首位打者の可能性はありますが。
パイレーツの中地区優勝は五分五分でしょうが、ワイルドカードは有力なのでプレーオフ出場は可能性大です。もちろん、中地区優勝がマカッチェンのMVPを後押しするのは間違いないところですので、“進め”パイレーツの行方にも注目です。MVPは無理でも、2年連続のゴールドグラブ賞は固いところでしょう。体は大きくありませんが、小さく構えて大きく振るスウィングでスピードと共にパンチ力もあります。身体のバネで飛ばしているという感じでしょうか。まぁ、活躍期間が長いタイプとは思えませんので、チャンスは確実にもぎ取っておくべきでしょう。
クレイグ・キンブレルはサイ・ヤング賞候補に変更させていただきました。クレイトン・カーショウの安定ぶりも捨て難いところではありますが、2011年に続いて二度目の受賞という壁を乗り越えるだけのインパクトが感じられないのも事実です。
但し、カーショウは昨年若くしてロベルト・クレメンテ賞を受賞しているように、記者受けのいいタイプでもありますので楽観はできません。昨年のカーショウは24歳でロベルト・クレメンテ賞を受賞しましたが、これは史上最年少となります。これまでの最年少記録は1978年のグレッグ・ルジンスキー27歳でしたが一気に3歳も更新しました。ロベルト・クレメンテ賞は35~40歳くらいで受賞するケースが多く、20歳代での受賞は他に1993年のバリー・ラーキン(29歳)、2008年のアルバート・プホルス(28歳)があるだけです。プホルスには年齢詐称疑惑がありますので、実際は3人だけの可能性もあります。まぁ、薬漬け金まみれの大リーグでは30歳を超えて清廉潔白な人材が見当たらないのでロベルト・クレメンテ賞の若年化は避けて通れない道かもしれません。
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