バレンティンが56号に続いて57号を放ち、まずはメデタシメデタシというところではありますが、パシフィック・リーグの本塁打王である中田とアブレイユは28本なのでセントラル・リーグの半分以下になってしまいました。
バブル崩壊後、買った株が半値になると范文雀(半分弱)などというジョークが流行ったのも記憶に新しい(?)ところですが、ここまで差が付くと気になって夜も眠れないので過去の記録を調べてみました。
これまでにセ・パの格差が最大だったのは2011年で中村48本に対してバレンティン31本で多者比率は6割0分8厘(計算式は「48÷(48+31)」です)でした。本数でも過去の最大格差は2011年の17本差です。
現在のところバレンティン57本に対して中田及びアブレイユ28本なので格差は多者比率が6割7分1厘、本数で29本差となっており、何れも過去の記録を大幅に更新することとなります。
因みに王が55本を記録した1964年のパの本塁打王は野村で41本、多者比率は5割7分3厘、本数で14本差でした。ローズが55本を記録した2001年のセの本塁打王はペタジーニで39本、多者比率は5割8分5厘、本数で16本差でした。カブレラが55本を記録した2002年のセの本塁打王は松井で50本、多者比率は5割2分4厘、本数で5本差でした。
過去の格差が大きかった記録を順に並べてみると以下のようになります。
2011年 中村 48本 バレンティン 31本 6割0分8厘
2010年 ラミレス 49本 T-岡田 33本 5割9分8厘
1977年 王 50本 レロン・リー 34本 5割9分5厘2毛
2006年 ウッズ 47本 小笠原 32本 5割9分4厘9毛
1960年 山内 32本 藤本勝巳 22本 5割9分3厘
2年前には中村に大差を付けられて過去最低水準の本塁打王でしかなかったバレンティンが捲き返したのは見事ですが、セのピッチャー諸君ももう少しまともなピッチングをしたらどうなんでしょうかね。更に、今季のパリーグの水準であれば現在25本の浅村栄斗にも十分チャンスがありますので、確定的な打点王との二冠を期待しています。流石に打率で長谷川に追い付くには厳しいので三冠王はあきらめましたが(笑)。
范文雀は野良猫ロックシリーズにも出ていましたがテレビドラマ「サインはV」のジュン・サンダース役でブレイクしました。次作の「アテンションンプリーズ」にも出ていましたね。
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