2013年9月22日日曜日

" Baseball's Sad Lexicon"




 9月21日付けブログ 「16年 名古屋vs大洋 1回戦」に掲載させていただいたNew York newspaperのコラムニストであったフランクリン・ピアース・アダムスのポエム" Baseball's Sad Lexicon"を英語の達人が翻訳してくれました。


"Baseball's Sad Lexicon"

These are the saddest of possible words:
“Tinker to Evers to Chance.”
Trio of bear cubs, and fleeter than birds,
Tinker and Evers and Chance.
Ruthlessly pricking our gonfalon bubble,
Making a Giant hit into a double –
Words that are heavy with nothing but trouble:
“Tinker to Evers to Chance.”


“哀しき(野球用語)言葉”

これが最も哀しき(野球用語)言葉であろう
“ティンカーからエバースそしてチャンスへ”

鳥よりも速く翔ぶ三匹の子熊は、ティンカーとエバースとチャンス

我々の大きな希望の泡を無情にも潰し、大ヒットを併殺にしてしまうー

言葉は重いが、厄介でしかない
“ティンカーからエバースそしてチャンスへ”



 1900年代初頭、全盛期のシカゴ・カブスとジョン・マグロー率いるニューヨーク・ジャイアンツは強烈なライバル関係にありました。ニューヨークのジャイアンツファンにとって、ジョー・ティンカー、ジョニーエバース、フランク・チャンスの併殺トリオは頭痛の種だった訳です。そんなニューヨークっ子の気持ちをNew York newspaperのコラムニストであったフランクリン・ピアース・アダムスがポエムにしたものです。




 “子熊”とはカブスのことであり、“大ヒット”とはジャイアンツが放つ打球のことです。ジョー・ティンカー、ジョニー・エバース、フランク・チャンスの三人は1946年に揃って殿堂入りしました。W.P.キンセラ著「シューレス・ジョー」(「フィールド・オブ・ドリームス」の原作)には「National Baseball Hall of Fame and Museum」にこのポエムが掲げられていると書かれています。









 

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