本日のパイレーツ戦でR.A.ディッキーは7回3分の2を投げて13奪三振をマークし20勝目をあげました。13個の奪三振のうち当ブログが「伸びるナックル」と名付けているハイナックルで2個とっています。
ニューヨーク・メッツにとって20勝投手は1990年のフランク・バイオーラ以来のこととなります。シティ・フィールドでは「20 dickey」のカードが配られたようで多くの観客が掲げています。手製の「RA=SY」のプラカードも見えました。もちろんこれはR.A.ディッキーのサイ・ヤング賞獲得を確信するファンによるものです。本日のMLB.comでは約3分間に渡るディッキーのヒーローインタビューを見ることができます。インタビューの最後にサイ・ヤング賞の感触を聞かれて「I don't know」と答えていますが本日のピッチングでまず間違いないでしょう。今季の最終登板は中四日で10月2日のマーリンズ戦が予定されていますが中五日で最終戦となる10月3日のマーリンズ戦になるかもしれません。インタビュー中にも「サイ・ヤング コール」が沸き起こっていました。この雰囲気でディッキーに投票しない記者はいないでしょう。
ナショナル・リーグ首位打者にバスター・ポージーが立ちました。本来はメルキー・カブレラですがメルキーは薬漬けが発覚して50試合の出場停止となり、規程では規定打席に達しない分は凡打としてカウントされて二位を上回っていれば首位打者となりますがオーバールールにより首位打者資格をはく奪されていますのでアンドルー・マカッチェンを抜いたバスター・ポージーが現時点での首位打者となります。定性評価で高い評価を受けているポージーは100打点に達したうえ首位打者となれば定量評価でも優位に立つこととなります。ナ・リーグMVP争いはバスター・ポージー有利の展開となっています。
ミゲール・カブレラは4打数1安打で今季通算601打数196安打、打率3割2分6厘で首位打者をキープしていますが二位のジョー・マウアーとは3厘差、3割2分台の争いとなるとマイク・トラウトに加えてデレク・ジーターにも可能性が残ります。打点は133打点で二位のジョシュ・ハミルトンに8点差をつけて安全圏にいますが本塁打は42本で足踏みしてハミルトンと1本差、エドウィン・エンカーナシオンと並んで二位タイ。更に41本でアダム・ダン、40本でカーティス・グランダーソンが続く混戦となっています。
ミギーはこの日で6試合連続ホームラン無しが続いています。今季は4月10日~19日に10試合連続、4月29日~5月14日に14試合連続、5月16日~26日に10試合連続ホームラン無しが続きましたが、後半戦は8月8日~14日に7試合連続ホームラン無しが続いたことがあるだけなので長くても明日までで連続ホームラン無し記録は終了する予定です。
*1990年のニューヨーク・メッツで20勝をマークしたフランク・バイオーラの直筆サイン入りカード。写真はツインズ時代です。名前が楽器のヴィオラと同じスペルなので「Sweet Music」と呼ばれました。
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